[M+BIGBANG10周年①]デビューを夢見る練習生からアイドルのロールモデルになるまで

2016-08-19 01:11 pm
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[MBN스타=남우정 기자] デビューだけが目標だった少年たちがいつの間にかK-POPを代表するミュージシャンへと成長した。

8月19日、BIGBANGはデビュー10周年を迎えた。10年前YGエンターテインメント(以下YG)は新しくローンチする男性アイドルグループをサバイバル番組のMnet『リアルドキュBIGBANG』で選抜した。今やありふれたサバイバル番組だが、当時アイドルのデビュー過程をそのまま映し出す番組はなかった。YGがプロデュースする初の男性アイドルとして大きな関心を集め、当時再生回数100万ヒットを超える記録を立てた。

サバイバル番組の代表格として大衆の記憶にの残っていることも確かだが、『リアルドキュBIGBANG』はBIGBANGのメンバーにも忘れられない記憶でもあった。最近行われたBIGBANGの10周年展示会『A to Z』の記者懇談会でG-DRAGONは「これまでの人生で一番よかった選択はYANG HYUN SUK社長に家に帰れと言われたとき帰らなかったことだ」と述べた。また、「あの時V.Iが自分がBIGBANGに合流すべき理由を社長の前で話したことも人生の中でやって一番よかったことだ」とし、笑いを誘った。

このようにデビューだけが目標だったBIGBANGは10年が過ぎた今や韓国アイドルの新しいロールモデルになり、世界に認められているK-POPの中心となった。韓国の音楽業界でBIGBANGはいつも話題の中心だった。

まず、BIGBANGは所属事務所の徹底的な企画によって生まれるアイドルに新しい方向性を示した。メンバーのG-DRAGONをはじめ、BIGBANGはデビュー当時から自分たちの自作曲をアルバムに収録し、アイドルプロデューサーの鏡になった。現在Block BのZICO、B1A4のジニョン、CNBLUEのチョン・ヨンファ、BTS、Seventeenのウジなど数多くのアイドルがプロデューサーとしての能力を見せられたのも最初BIGBANGがいなかったら不可能な話だった。

また、BIGBANGはチームではなく、メンバー個々人の能力が大事だということを示した。アイドルとしては珍しく全メンバーがソロアルバムを発表し、BIGBANGではないソロアルバムではチームとは全く異なる音楽スタイルを披露した。SOLは自分の声によく合うR&B中心の音楽を、T.O.Pはさらに強烈なラップを披露し、D-LITEはアイドルとしてはハードルの高いトロット(韓国演歌)に挑戦した。G-DRAGONはソロアルバムでさらに実験的な音楽を披露した。

ソロアルバムだけでなく、BIGBANGはアイドルがチームだけでなく、多様なユニットでも活動が可能だということを見せた。ラッパーで構成されるGD&T.O.P、仲良しのGD&SOLユニットはさらなるシナジー効果を出した。

音楽業界を乗り越え、BIGBANGはファッションをリードする存在だった。ハンサムではないが、個性溢れるBIGBANGは常に新しいスタイルに挑戦した。2007年発表したヒット曲『Lie』ではハイトップシューズや頭巾ハンカチ、帽子などがファッションアイテムとして脚光を浴び、その後も常に実験的なスタイルを披露した。特に、G-DRAGONはファッショニスタとして大きく注目され、韓国を乗り越え、海外でも歓迎されるセレブリティとして挙げられている。高級ブランドのルイ・ヴィトンがYGに投資したことだけを見てもファッション業界におけるBIGBANGの存在感が見て取れる。

BIGBANGは国家ブランド「CREATIVE KOREA」の広報大使として抜擢されるほどもはや国を代表する存在になり、2016リオ五輪から2018年平昌冬季五輪まで広報大使として活動することになった。

何より10年間メンバーを変えることなく、チームを維持しているアイドルは神話とBIGBANGを除いてはあまり例を見ない。さらに、BIGBANGはチームを維持しながらも所属事務所とも10年間絆を維持している。10年間、G-DRAGONの大麻吸引疑惑、D-LITEとV.Iの交通事故など大きなダメージを与える大事件が起きたにも関わらず、BIGBANGはトップの座を守り、チームを維持してきた。それだけでもBIGBANGが音楽業界で持つ意味は依然として他の追随を許さないものである。

2016. 8. 19.