『YG戦略資料本部』V.I「YGのセンシティブな問題・不祥事までも笑いに昇華」

2018-10-01 02:56 pm

[연합뉴스=이은정 기자]  「BIGBANGメンバーたちの入隊、複数のアーティストのイシューで高騰が止まらなかったYGの時価総額が大幅に落ちてしまいました。YANG HYUNSUK会長はJYPの時価総額がYGより高いことが信じられないとし、毎晩ウィスキーを飲んでいるという噂でもちきりです」

ちゃんとしたスーツに眼鏡をかけたグループBIGBANGのメンバーV.IはYG戦略資料本部の顧問役としてビジョン宣言式のステージに立ち、YGの危機について真面目に診断した。一方、YGに新しい活力を吹き込むため、「自分の良さ、野望をとことん燃やす」と力強く述べた。現実に「ファクト」が加わったV.Iのセルフディスに会場に集まった人は爆笑した。

1日午前ソウル鍾路区JWマリオット東大門スクエアで開かれたリアルシットコム『YG戦略資料本部』の制作発表会であった出来事だった。

『YG戦略資料本部』は、YGとグローバルオンライン動画サービス企業Netflixが手を携えて5日世界に公開するリアルシットコムである。YANG会長に目をつけられて社内の問題部署に飛ばされたV.Iが危機のYGを救い、YANG会長のもとに戻ろうと死に物狂いで頑張るという内容のものだ。

「YGではYANG HYUNSUK会長がお父さんのような存在だが、YG戦略資料本部ではこの僕が父親的な存在だ」と偉そうに言っているV.Iの後ろで彼の悪口を言う社員の姿が笑いを誘う。Mnet『音楽の神』と『UVシンドローム』でB級バラエティ番組を開拓したパク・ジュンスプロデューサーが演出を務める。制作陣は自信を持って「ピョンマッ(*脈絡もなくバカバカしいけど面白いという意味)コンテンツのマエストロ」、「笑いが止まらないリアルシットコム」という修飾語を前面に出した。

V.Iは「同作品の魅力ポイントはYGの社内であった実話をベースに作ったことだ」とし、「撮影をしながら、『こんなこと本当に言っていいのか』と思うくらい完璧に再現し、演技をするとき何も難しいことはなかった。本当にリアルに表現した」と紹介した。

「YGアーティストの契約内容からあまりよろしくない話まで大衆やファンが知っている内容を隠すことなく、すべてさらけ出した。こんな話本当にしていいのかと聞いたらパクプロデューサーに「皆知っていることなのに話して何が悪い」と言われて納得した。センシティブなイシューを扱い、不祥事にも触れたが、結局は笑いに昇華させた」(V.I)

同席したパク・ジュンスプロデューサーはYANG HYUNSUK会長がそのような内容を黙認し、自分も退社を覚悟の上で作ったので、このような台本が出たと述べた。同氏は「これまでエンターテインメント業界の暗い部分を戯画化する作業をしてきたが、YGに暗い部分が多いと思って」と笑顔で述べ、「YGもサムスン電子の未来戦略資料室みたいに全てを決める重要な部署があったらと想像し、企画した」と背景について紹介した。

パクプロデューサーが当初主人公として考えたのはYANG会長だった。同氏は「一発で断られた」とし、「最近YGが危機に直面しているし、YANG会長がパニック障害を患ってるから断ったんじゃないかと思う。出演した番組もうまくいかなかったし、そのためご自分と一番似ているV.Iをお勧めした」とし、笑いを誘った。

リアルさを十分に表現するため、パクプロデューサーは制作陣と出演陣用の台本を別々に作って実際のキャストをだましてリアルなリアクションを映し出すという特技技を使った。

V.Iは「途中途中仕掛けをしておいた。台本に書かれたのと違う人物が出てきたりもした」とし、「まるで半分ドラマ、半分バラエティ番組、半分生放送みたいな感じで楽しく撮影した。緻密にリアルなリアクションを求め、リアルなセリフまで入ったら台本なのかリアルなのか分からなくなるほどの内容になった」と改めて強調した。

このシットコムにはV.Iの他にもBLACKPINKやWINNER、iKON、YOO BYUNGJAE、女優のYOO INNAなどYG所属の芸能人が大勢出演し、Wonder Girls出身のソンミ、A PINKのメンバーソン・ナウン、歌手のチョンハなど他社所属の芸能人も出演し、援護射撃した。

V.Iは「ソンミはWonder Girls時代から仲が良かったので、オッケーしてもらった。ソン・ナウンも最近忙しいが、お願いしたら快く受け入れてくれた。その他にもものすごい方が大勢出演する。毎回びっくりするような面白い要素が入っている」と述べた。

K-POP歌手が大勢出演し、アイドルファンダムを狙っているのではないかという質問に対し、「飛ばされた人間が生き残るため死に物狂いで頑張る姿に共感していただけるはずだ。後から感動を感じるはずだ」と説明した。

パクプロデューサーも「アメリカのオクラホマに住む70代のお祖母ちゃんでも楽しめるようなものに仕上げた」とし、「人気スターの涙ぐましいストーリーだと共感してもらえるのではないか」と付け加えた。

V.Iはまたこの作品を通じて気づいたこととして自分がそんなに面白い人間ではなかったと明らかにした。「パクプロデューサーが求めている笑いの哲学がとてもはっきりしていて大変苦労した。笑いにもメリハリが必要だということを学んだ」(V.I)

また、大変だったこととして予想外に撮影現場周辺の騒音をあげた。V.Iは「YG戦略資料本部のオフィスが実際YGの新社屋の建設現場の隣にあって工事の騒音でオーディオが使えなかった」と述べた。

するとパクプロデューサーは、「騒音がないうちに撮影を終わらせようとしてV.Iが早口でしゃべって発音が悪い」とし、「韓国語でしゃべってるけど、ハングル字幕と一緒に見た方がいい」と言い、笑いを誘った。

一方、同日V.Iは入隊に関する質問に対し、「来年の年初になると思う」とし、「完全体BIGBANGのカムバックをなるべく早く実現するよう、なるべく早く入隊する」と答えた。

2018. 10. 1.