[単独] 親思いのBOBBY、両親を韓国へ迎え

2015-09-18 11:00 am
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[OSEN=손남원 기자] ヒップホップが趣味の在米韓国人の少年がいた。少し貧しい環境だったが幸せな家庭。息子を信じて応援してくれる両親の愛情の下、その少年は夢を実現するために努力した。「韓国に行って歌手として成功してみせるんだ。そして夢に見ていた故国にお父さんお母さんを連れていって、幸せに暮らすんだ!」2015年秋、いわゆる「モンスター新人」として登場したYGのiKON 、BOBBYの話だ。

夢は叶った。YGの関係者によると、BOBBYは最近両親をソウルに迎え、彼自身の舞台を見せて熱い涙を流したという。YGの米オーディションで選ばれた後、小さい頃に独り身で韓国に来て寮の生活を続けていたBOBBYだが、今はお母さんの暖かい料理を食べてより元気になっているらしい。

BOBBYは5~6年前のYGの米オーディションを受けた当時もヤン・ヒョンソク代表など面接官の前で「僕の夢は両親といっしょに韓国に行って幸せに暮らすことです」と抱負を明かし、感動を与えたという。面接官はBOBBYの生まれつきの音楽性と優れた実力に驚く一方で、最近はあまり見られない少年の家族思いにも関心したという。

YGのトレーニングを受けるために韓国に来てからもBOBBYはいつも家族愛を忘れなかった。iKONメンバーの最終選抜オーディション『MIX&MATCH』の時、彼は「もっと頑張って両親を迎えなければならないのに…悲しい」と涙を見せ、ファンもいっしょに涙を流した。

BOBBYの両親が韓国で息子と幸せな生活を送ることになったのは、昨年9月、Mnet『SHOW ME THE MONEY3』で優勝したことが影響した。「これまで苦労ばかりした母親に家を買ってあげたい」と願い事を言っていたBOBBYにYGが別途のエージェント料なしで賞金1億ウォン全額を優先的に支給するように配慮したのだ。その当時、OSENの記事によると「ヤン・ヒョンソク代表がBOBBYの優勝の話を聞くや否やエージェント料と経費などは考えず、1億全額をBOBBYに渡すように指示した。ヤン代表がトレーニング過程ではBOBBYを厳しく指導するが、彼の家庭環境と家族思いにいつも気を配っていた」という取材記録が残っている。

この賞金とBOBBYがこれまで貯めてきた金、そしてYGの目に見えない支援が一つになってBOBBYの家族はソウルの某所にマイスイートホームを築いた。

BOBBYは放送の中で、厳しい生活の中でも息子の成功を祈っていた母親に対する気持ちを語ったことがある。『SHOW ME THE MONEY3』の中で「夢を追って何も気にせず母親と別れて韓国に来ている。母親に4年も会っていない(2014年基準)。兄のSNSにアクセスして(母親の)写真を見たり、最近の様子の写真を見ているとちょっとだけ笑顔でいられる。でも毎日会いたい」と鳴き声で話した。

彼は「優勝が母親に会える近道だ。何とかしてでも両親を連れてくる」と優勝への意志を見せ、結局その王座に上った。彼の母思いはラップに盛り込まれたこともある。「YGGR#ヒップホップ」のスカッとするラッピングには、その曲を聴く人にも母思いの気持ちを伝える力がある。

「何人かの眼鏡になってやる よく見てろ お前じゃなくて誰が舞台上なのか お金も家もない出稼ぎがなぜそんなに頑張るのか」「未来がないお前は現実に耐える 俺は汗で体を濡らす お金を稼ぐ俺を睨む ため息と嫉妬を決して乗り越えれない 人々の前で俺の声 こうして夢を叶え おれは稼ぐ」「アイドルというタイトルを掲げ 堂々と稼ぎ 母に会える 嫌気が差すほど お金で苦労した家 今は家を建てる番 落ちても構わない ただShow me the money…」

その歌を歌っていたBOBBYが今家族とともに暮らし、iKONの時代を切り開こうとしている。iKONのデビュー曲『MY TYPE』は国内・国外の音源チャートを席巻し、新しいアイドル iKONの誕生を世界に知らしめた。

一方、iKONは10月1日、『DEBUT HALF ALBUM-WELCOME BACK』、11月2日に『 DEBUT FULL ALBUM-WELCOME BACK 』をリリースし、活動する予定だ。また、10月3日にはソウル・オリンピック公園体操競技場で新人としては異例的なデビューコンサート「SHOWTIME」を開催する。コンサートにはもちろんBOBBYの両親も息子の華やかなデビュー舞台を見るために参加する予定だという。

2015. 9. 18.