iKON、「カームバックのようなデビュー」の意味「iKONブーム②」

2015-09-18 09:50 am
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[OSEN=정유진 기자] 第一歩に満足することもある。iKON(B.I、キム・ジンファン、BOBBY、ソン・ユンヒョン、ク・ジュンフェ、キム・ドンヒョク、チョン・チャヌ)のデビュー初の成績は言葉とおり「一撃必殺」だった。デビュープロジェクトの公開曲『MY TYPE』がリリースして1時間で、リアルタイム音源チャートの1位を総なめしたのだ。デビューしたばかりの新人グループの成績とは信じがたいものだ。

9月15日0時にリリースされた『MY TYPE』はリリース後数日間、国内最大音源サイトのMelonをはじめ、Genie、Soribada、NAVER  Music、Olleh Music、Monkey3などのリアルタイムチャート1位となった。海外でも人気を博している。9月17日、アイチューンズのシングルチャートではシンガポール、タイ、ベトナムなどの国で1位になるほか、同日午後2時基準でユチューブのMVヒット数は308万4406を記録し、発表3日で300万ヒット数を突破した。

iKONがこのような成功を収められた理由は何だろう。それは「カームバックのようなデビュー」のためだ。iKONはデビューしたばかりのアイドルグループにもかかわらず、大衆的な認知度も高くファン層も厚い。iKONより先にデビューしたその他アイドルグループとは比べ物にならない人気だ。その背景にはデビュー以前からテレビ番組に出演して魅力をアピールし、認知度を上げてきたことがある。

音楽ファンなら周知の事実だろうが、iKONはYGエンターテインメントの新人デビュープロジェクトだったMnet「WIN」に出演した。2013年に放送された同番組でiKONのメンバーは「Bチーム」という名で、現在グループWINNERとして活動している当時の「Aチーム」と競争した。その結果、Aチームがより多くの支持を得てウィーナーになったものの、Bチームは同プログラムを通じてAチームとは異なる個性を持ったチームとしてアピールした。

彼らをYGエンターテインメントの「次世代のデビューバッター」にしたのは、昨年に放送されたもう1つのデビュープロジェクト、Mnet「MIX&MATCH」だった。「MIX&MATCH」でiKONのメンバーは再びヤン・ヒョンソク代表による厳しいテストを受けなければならなかった。落ちるかもしれないという不安の中で新しいメンバーを受け入れ、慣れていく姿が反響を呼んだ。視聴者は夢に向かってたゆまずチャレンジする若いメンバーたちを応援し、彼らのファンになった。

番組を通じてメンバーが決まっていく中、もう一度iKONが注目を集める番組が放送された。「SHOW ME THE MONEY3」この番組にはiKONの柱といえるB.IとBOBBYがともに出演し、「大型プロダクションの練習生上がり」という偏見と先入観を破り、実力を披露した。その中でもBOBBYは優勝を手に入れ、比べ物にならないラッピング力を証明し、大衆的な人気を集めた。それだけではない。BOBBYとB.Iは昨年10月、同じYGの先輩アーティストのEPIK HIGHの『Born Hater』にフィーチャリングとして参加し、ヒップホップミュージシャンとしての実力を惜しみなく発揮した。

YGエンターテインメントがiKONのデビューを準備してくる過程は、まるで炭に火を付ける過程のようなものだった。完全に火が付くまでは長い時間と手間がかかるが、それだけ熱くて強烈な火力が得られる。デビューアルバムの表題が『WELCOME BACK』だという点も意味深い。「回帰を歓迎する」といった意味のアルバム名は、実はデビューするグループに似合わない言葉だが、大衆の前で2年という時間の間、諦めることなく走ってきたiKONだからこそカームバックのようなデビューに拍手を送りたいものだ。

一方、iKONのデビュー活動は来月から本格的に行われる。10月1日にはデビューハーフアルバムの『WELCOME BACK』、そして11月2日にはデビューフールアルバムの『WELCOME BACK』がリリースされる予定だ。また、10月3日、iKONは新人グループとしては異例的にソウル・オリンピック公園体操競技場でデビューコンサート「SHOWTIME」を開催する。

2015. 9. 18.