iKONの成功には訳がある(インタビュー)

2015-11-17 09:33 am
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[텐아시아=박수정 기자] 「体操競技場でデビューコンサート」「デビューシングルが音楽チャートでトップ総なめ」、Mnet『SHOW ME THE MONEY3』優勝など。デビューと同時にあらゆる記録を塗り替えるモンスター級新人、グループiKONとインタビューを行った。

iKONは、11月16日午後、ソウル市西橋洞のカフェTERMINUSで、デビューハーフアルバム『WELCOME BACK』の発売記念インタビューを行った。この日もiKONは記録を残した。同日公開されたニューシングル『APOLOGY』と『ANTHEM』が公開直後、音楽チャートで1、2位に並んだ。下積み時代がないと、うぬぼれやすい。しかし、iKONはそうでなかった。この日に出会ったiKONは、爆発的な人気を得ていても、新人の初々しさが残っていた。

iKONはチャートの順位を確認できる午前1時に何をしたのかという質問に緊張したと答えながら照れたり、放送局に行くとデビューしたことが実感できると言いながら笑顔を見せた。練習室にこもっているため、街に流れる自分たちの曲もまだちゃんと聴いたことがない。「1位」というタイトルが付いただけで、iKONは普通の初々しい新人として過ごしていた。iKONと他のグループとの差は、YGという所属事務所とデビュー前に出演したMnetの『WIN:WHO IS NEXT』『MIX&MATCH』などのサバイバル番組から生じた。ある人は良い環境のおかげだと指摘するが、肝心なのは人柄だった。質問に耳を傾け、誠心誠意答えるリーダーB.Iの姿からiKONの今後の予想することができた。人気にうぬぼれることなく、初心を忘れなかった。成功するわけだ。

Q.発表と同時に1位になりました。感想を教えてください。

B.I:たくさんの方々が私達の曲を愛してくださったことに感謝します。その愛情には、よりカッコいい姿でお応えしたいと思います。まだデビューアルバムも発売していないので、今もデビューを準備する気持ちで取り組んでいます。

Q.『APOLOGY』の韓国語タイトルは『守ってやれなくてごめんね』を略したネット用語です。面白い言葉なのに歌詞はシリアスな雰囲気です。

B.I:タイトルを初めて聞いたときには面白い感じですが、意外とシリアスだったので新鮮でした。

KIN JINHWAN:このタイトルは、ネットユーザーなら誰でも知っている言葉じゃないですか。注目が集まるようなタイトルでもあるので、良いと思いました。

Q.『APOLOGY』ではボーカルが耳に残ります。特に、ハスキーな声を強く出す感じがありました。

JU-NE:私はもともとそんな声ですが、CHANWOOやDONGHYUKのように美声で甘い声のメンバーも強烈で男らしい雰囲気を出すためにハスキーな声を使いました。私は緊張すると声がもっとハスキーになります。録音するときには非常に緊張したので、普段よりも声がかすれました。その点をTEDDYさんが評価してくれました。その声がありのまま曲に入りました。

Q.『APOLOGY』はTEDDYが作曲しました。TEDDYとの作業はいかがでしたか?

JU-NE:凄いと思いました。カリスマもあって、私たちの意見もちゃんと聞いてくれました。緊張がほぐれて、気持ち良く録音に参加しました。それでも少しは怖いと感じました。

Q.当初11月にフルアルバムが出る予定でしたが、先送りになりました。残念ではないでしょうか?

B.I:もっと良い曲で完成度を高めるために延期しました。むしろよかったと思います。形もスタイリングも音楽も完成度をさらに高めることができるようになりました。

Q.所属事務所の先輩アーティストからのアドバイスはありませんでしたか?

B.I:T.O.Pさんがモニタリングをしてくれて、まじめなアドバイスもたくさんいただきました。「君たちはもっといかれた感じを出してほしい」と言われました。私達を悩ませる言葉でした。

BOBBY:T.O.Pさんがもっとのめり込んでほしいと指摘しました。私たちではまだ足りなかったなと思いました。

Q.今回のアルバムにBOBBYとB.Iのユニット曲『ANTHEM』が収録されました。

B.I:いつもラップだけの曲を作りたいと思っていましたが、制作においてTEDDYさんと意見があったので、作業が早く終わりました。

BOBBY:男らしい雰囲気が大好きなので、いつもより強い感じでラップを唄いました。

B.I:コンセプトを少々強くて、少し汚い感じにしたいと思いました。少し強気で若いからできるコンセプトです。

Q. BOBBYとB.Iがユニット曲を発表しましたが、他のメンバーがしてみたいものは何ですか?

JU-NE:機会があれば何でもやってみたいと思います。個人的には自分の得意なことをするのが第一です。ソロアルバムを出したいです。チームでは見せられないものをソロ活動で見せたいと思います。私はジョン・レジェンドが好きですが、彼のような音楽を見せたいです。韓国にはあまりやる人がいない音楽だと思います。独特で個性的な音楽をしたいです。

JUNG CHANWOO:まだ新人で、気が早いのかもしれませんが、後に機会があれば、演技をしたいと思います。

KIN DONGHYUK:BOBBYさんとB.Iさんがラッパーとしてアピールすることができたので、ボーカルの私も歌で世間にアピールしたいと思います。CHANWOOと同じく後には演技もしてみたいと思います。バラエティなどあらゆる分野で活動したいです。

SONG YUNHYEONG:B.IとBOBBYのユニットみたいにボーカルだけでクリスマスキャロルを唄ってみたいです。また、バラエティにも非常に興味があるので、バラエティ番組にも出てみたいです。

KIN JINHWAN:ラジオのDJを務めてみたいと思います。深夜ラジオが好きです。『夢見るラジオ』や『青い夜』のような。

Q.出演したい番組もありますよね。

B.I:番組出演への意欲は高いです。できるものは何でもやってみたいと思います。たくさんアピールしたほうが良いので。

KIM JINHWAN:KBS2の『ユ・ヒヨルのスケッチブック』に出演したいです。また、私たちは以前から『ランニングマン』が大好きです。

KIM DONGHYUK:体を使うのが本当に面白いです。

SONG YUNHYEONG:私たちは口下手なので、体を使うのが好きです。(笑)

Q. BOBBY-B.Iのように、それぞれコラボしたいアーティストもいると思います。

JU-NE:身に余る想像ですが、SOLさんです。すごくファンです。個人的に一番好きな音楽スタイルです。相性がいいと思います。照れてしまって会話したことはほとんどありません。(笑)

KIM DONGHYUK:国内ではT.O.Pさんとコラボしてみたいと思います。海外では、実現する可能性は1%もあるかどうかわかりませんが、クリス・ブラウンとファレルです。コラボまでは叶わなくても、現場を見るだけで学べることが多いと思います。

B.I:数えきれないのですが、そのうちの一人はLEE MOON SEさんです。LEE MOON SEさんの音楽が好きで、よく聴いています。イ・ムンセさんの声と歌い方が好きで、昔の曲も結構聴きます。

SONG YUNHYEONG:以前からD-LITEさんと一緒に唄ってみたいと思いました。コンサートで観客を圧倒する生声を聞いてファンになりました。そのパワーをいただきたいです。

BOBBY:JU-NEとコラボしたいです。

JU-NE:あ、私訂正します。SOLさんとBOBBYさん。(笑)

BOBBY:JU-NEの声は強烈です。ラップも強い感じなので、パワフルな曲を一緒に唄うことができると思います。

KIM JINHWAN:PARK JAE BUMさんとセクシーな曲を唄ってみたいです。

JUNG CHANWOO:昔からBIGBANGさんのコンサートとソロコンサートはすべて観ました。iKONとBIGBANGで一緒に唄う曲を作りたいです。

JU-NE:『LOLLIPOP』みたいに。(笑)

Q.CHANWOOは子役出身なのに、どうしてアイドルになろうと思いましたか?

JUNG CHANWOO:歌手にもなりたかったですし、BIGBANGのコンサートも毎回見ました。運良くYGにも入ることができました。その時から歌手になりたいという目標を確実に持つようになりました。役者と歌手とでは共通点も多いですが、演技はカメラの前で視聴者に見せる部分が多い反面、歌手はカメラだけでなく、観客の前でもうまくできないといけないので、そこから違いを感じました。

Q.アイドルになってみるといかがでしたか?

JUNG CHANWOO:中高生からも声援を受けて、歌って踊ることが楽しいので満足です。

Q.『MY TYPE』『RHYTHM TA』『APOLOGY』のスタイルがそれぞれ違います。各メンバーが好むスタイルがあると思いますが。

JU-NE:『MY TYPE』はデビュー曲なので印象深く、愛着のある曲です。結局、3曲すべて好きですが、最も私と合う曲を選ぶと『APOLOGY』です。ジャンルも含めて、いろんな面で他の曲より唄いやすい曲でした。

JUNG CHANWOO:3曲それぞれスタイルが違いますが、各曲に長所があります。個人的には『MY TYPE』に愛着があります。

KIM DONGHYUK:3曲ともに愛着があります。『APOLOGY』は今回初めてボーカルの魅力をアピールできる曲であり、iKONの初々しさを独特に表現した曲です。

B.I:3曲とも大好きです。『MY TYPE』はデビュー曲なので長男みたいな存在です。憎むことなんてできません。『RHYTHM TA』はチーム曲みたいな歌で、ヒップホップベースですが、伴奏や曲の雰囲気から私たちらしさが出ています。私が感性豊かな性格なので、個人的には悲しい曲が好きです。『APOLOGY』は新たな試みでもあります。

SONG YUNHYEONG:個人的には別れの歌が好きです。バラードも好きで、テンポの遅い曲が好きなので『APOLOGY』です。

BOBBY:『ANTHEM』が私と一番合う曲ですが、好きなのは『APOLOGY』です。チームのボーカルラインが良くて、チームとしてカッコいい曲です。

KIM JINHWAN:私は『RHYTHM TA』が好きです。私たちは踊ってパフォーマンスをするグループなので、私たちをカッコ良く見せることができるから一番好きです。

Q.3枚のシングルのタイトルは雰囲気がそれぞれ違います。iKONの音楽スタイルはどのようなものか気になります。

B.I:私たちは、私たちがやりたい音楽をしています。私たちがやりたい音楽こそが良い音楽だと思います。良い音楽は一つのジャンルに偏ることなく、様々なジャンルの、聴いて気持ち良い音楽です。私たちはヒップホップが好きで集まったメンバーですが、様々なジャンルの音楽をやろうとしています。

Q. B.IはYANG HYUN SUK代表プロデューサーから自作した曲の50曲以上を不合格判定を受けたと聞いていますが、いかがでしたか?

B.I:不合格となるたびに根性が出る時もあり、悟りの境地に入ることもありました。残念な気持ちだった時もありましたが、感情がピークに達したときに良い曲が生まれると思います。

Q.デビュー前と後を比べると一番変わった点はどこですか?

BOBBY:放送局を行く..?

B.I:まだ実感できずいます。空港や外を歩くと、私たちのファンでなくても『MY TYPE』を知っている方々がいます。

SONG YUNHYEONG:1年前は授賞式を家で一緒に見ましたが、今回は「2015 Melon Music Awards」に出て、受賞者席にいる時に実感しました。

KIM DONGHYUK:まだあまり活動がなくて、練習生のままの気持ちです。

Q.「2015 Melon Music Awards」で新人賞も受賞しました。正直、予想はできていたと思いますが。

B.I:予想とか期待をするのは良くないという心構えなので、それよりは少しの希望や願望はありました。私たちがそのような賞をいただき、嬉しいかぎりです。これまでのわだかまりが解消されたような感じです。

Q.アルバムを準備する中で、辛いことも、良いこともあったと思います。それはいつですか?

KIM JINHWAN:個人的にはデビューした瞬間が嬉しくて、大変でした。同時に両方の感情が出てきて、数年間目指した夢が叶うのと同時に、人々からの様々な視線を感じました。それがありがたいのと同時に大変でした。

JUNG CHANWOO:辛かったのは『MY TYPE』のミュージックビデオの撮影です。BOBBYさん、B.Iさんを除いては、ミュージックビデオの撮影が初めてでした。ぎこちなくて、どうすればいいのかわからなかったです。嬉しかったのは『MY TYPE』が人気を得た時です。

B.I:『WIN』が終わってからが人生で一番辛い時期でした。デビューコンサートをしたときに、あまりにも久しぶりにファンと出会い、私たちだけの公演を行ったのが初めてだったので、ずっと記憶に残ると思います。

SONG YUNHYEONG:コンサートの準備過程が大変でした。久しぶりにファンの前に立つのに、私たちが持っている能力を出し切らなければならないというプレッシャーがあって大変でした。一番良かった瞬間はそれがうまくできた時です。

BOBBY:振り付けを覚える時が一番大変でした。最も嬉しい瞬間は、辛い時期を乗り越えてみんなの前に立ったとき、その瞬間の気持ちは言葉に表すことができません。

KIM DONHYUK:デビューを準備するときには、全員苦労しました。大変だったことは特にありません。サバイバルに参加した時期がYGに所属してから一番大変でした。心も体も疲れました。嬉しかった瞬間は、一緒にデビューして、ファンの前で唄ったとき、毎瞬間が嬉しかった。一緒にいたい人たちと舞台に立っていることが良いと思いました。

Q.連続でサバイバル番組に出演しましたが、酷とは思わなかったのですか?

B.I:その当時はあまりにも過酷だと思いました。失敗を味わって、またサバイバルをして、BOBBYさんと私は3回もサバイバルに参加しました。あまりにもひどいと思いましたが、今になってはそんな日々があったから成長できて、初心を忘れないようになりました。良い経験でした。他の人はできなかった経験です。

Q.最も立ってみたい舞台はありますか?

BOBBY:グラミーアワードです。

B.I:日本ドームで単独公演をやりたいです。一番大きい会場を埋め尽くしたいと思います。

BOBBY:小劇場公演もやってみたいです。

B.I:面白そうです。

BOBBY:客席と舞台の距離が近いほど面白いんですよ。

Q. BIGBANGをアイドルとして見る人はほとんどいません。iKONもBIGBANGのようにアーティストの道を歩みたいと思うのではないですか。本人が補う必要があると思うところはどこですか?

B.I:何事も練習だと思います。どれほど練習をするのか。歌が上手いかどうかではなく、感動させることができる人とできない人がいると思います。音楽を作る上で、もっと研究して、常に新鮮で新しいものを生み出して、人々が聞いたときにこの音楽が好きだと感じることができれば、アーティストに近づけると思います。まだ新人ですが、経験を積むと私たちがどんな風に変わるかはまだ分かりません。素敵な人たちになりたいです。

Q. iKONとして聴きたい言葉はありますか?

B.I:iKONと言ったときに、第一声が「あ、彼らの音楽好き」と出たらいいですね。

Q.『APOLOGY』活動計画はいかがですか?

B.I:前のアルバムではあまり活動できていませんが、今回のアルバムでは、できる限り広く活動しようと計画しています。

Q.最後に『APOLOGY』を聞いた瞬間の感想を一言で表現してください。

KIM JINHWAN:大人しい。

SONG YUNHYEONG:悪い男!

B.I:完全に男の視点から書いた曲なので、自己中だと思いました。

JUNG CHANWOO:ぐっとくる?!

JU-NE:聞いた瞬間TEDDYさんが頭に浮かびました。さすがTEDDYさん。

KIM DONGHYUK:表には出さない未練。ミュージックビデオで涙を流したのは、未練が残っているからじゃないですか。

BOBBY:曲の中で出てくる守ってやれなくてごめんねという言葉が、今も君が好きだが、私のような悪い男ではなく、もっと良い人と付き合ったほうが良いと話しているみたいです。思いやりのある人。(笑)

2015. 11. 17.