待っていた、iKON[iKONデビュー①]
[OSEN=최나영 기자] 「いよいよデビューするのか」
こんなに熱いデビューを果たす新人グループがまたあるのか。
YGサバイバル番組「WIN」で、あるファンたちは「私が練習生を吸うとは(好きになるとは)と書かれているプラカードも振りながら好きなチームを熱心に応援した。今は、練習生のときからサバイバル番組や個人のリアルタイ番組などを通じてファンダムを作る戦略が必須のようになっているが、「WIN」当時は慣れない風景だった。
Aチームが勝ってWINNERとなり、今はiKONになったBチームは解散とメンバーの入れ替わりの岐路に立たされた。「小さなアイドル」を応援してきたファンたちは泣き、メンバーらは気を引き締めなければいけなかった。その後、再びファンにショックを与えたのが、もう一度のサバイバル「MIX &MATCH」という番組だった。BチームにはiKONという新しいチーム名ができたが、メンバーが入れ替わるという晴天の霹靂のような話にメンバーとファンは衝撃を受けた。
従来の6人から7人になった。B.I、BOBBY、キム・ジンファン、ソン・ユンヒョン、ク・ジュンフェに加え「MIX&MATCH」を通じて選抜されたチョン・チャヌが追加された。いらいらしていたファンたちは、幸い入ってくるメンバーはいても出て行くメンバーはいなくてほっとした。しかし、デビューはいつになるか分からず、メンバーらは必ずデビューしたい、デビューしなければならないという切実な思いやもっと上手になりたいという固い思いでいっぱいになった。
そんな中でも、iKONはファンダムを越えて大衆の認知度まで高めた。B.IとBOBBYが Mnetの人気番組である「SHOW ME THE MONEY3」に出演し、BOBBYは優勝まで獲得した。BOBBYの優勝には象徴的な意味がある。彼はアイドルラッパーに対する偏見をなくすのに一助した。言葉通り、サバイバル番組のアイコンである。
また、CMモデルとして起用され画報撮影を行い、最近はVアプリに出演している。気楽で日常的な、そして茶目っ気なメンバーたち。彼らは「MIX&MATCH」で自作曲『待ってて』を公開し、「僕たちを応援してくれるファンができたが、彼らに忘れられるか怖い。『待ってて』じゃなくて、「待ってください」だ」と話したことがある。彼らの心配とは異なり、メンバーらはすでに新人とは思えない新人として存在感を高めてきた。
iKONが9月15日にデビューすると報道された後も、業界やファンたちを含め大衆はその話をあまり信じなかった。人々を驚かせるのが得意のYGエンターテインメント(以下、YG)のプランであるからだ。しかし、YGのiKONデビュー日の公式発表が続き、iKONは新しいスタートを控えている。
「WIN」以降2年ぶりだ。見る人をこれほど首を長くして待たせたことに改めて驚かれる。
iKONのデビューが遅れたことには理由がある。YGの首長ヤン・ヒョンソク代表は「iKONは結成以来、休まずおよそ50曲を作ってきた。持ってきた曲を繰り返して作り直させる練習方法だったので、今は根性しか残っていない。このような作詞、作曲練習を繰り返した」とiKONメンバーの育成方法について説明した。それは、ヤン代表がBIGBANGのメンバーでありアイドルミュージシャンを代表するBIGBANGのメンバーG-DRAGONをトレーニングさせた方法でもある。
ヤン代表は「トレーニングを経てiKONの全メンバーが作詞・作曲できる能力を基本的に備えるようになった。今年の夏頃、作曲するレベルになり、ある程度軌道に乗った。その時、デビュー日を9月15日と決めた」とiKONのデビューが遅れた理由、そして9月をカムバック日にした背景について説明した。「YGの歌手らは単に曲を歌うだけでなく、作曲しなければならず、それを目指している」と付け加えた。
iKONのデビュープランもBIGBANGと似ている。BIGBANGに続いて、毎月新曲を発表する予定だ。9月15日にデビューシングルを発売し、10月1日にデビューアルバムの半分に当たるハーフアルバムを、11月2日にフルアルバムを発表する計画である。デビューアルバムのタイトルは『WELCOME BACK』で、12曲全曲がメンバーらの自作曲である。10月3日午後6時には、ソウルオリンピック公園の体操競技場でデビューコンサートを開催する。これまでなかったサイズの異なる新人の歩みである。
ヤン代表は「YGがBIGBANGを作ったとは思わない。BIGBANGがYGを作った。 iKONもYGを作ってほしい」と伝えた。これだけは確かだ。待っていたiKON。
2015. 9. 10.