ヒップホップファッションのライバルだったサムスン&YGがお披露目するファッションブランド

2014-09-11 02:51 pm
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[KBS 인터넷 뉴스 = 이재설 기자] これまでベールに包まれていた、サムスングループとYGエンターテインメント(以下「YG」)が手を組んでお披露目するファッションブランドが公開された。

サムスングループの系列会社である第一毛織と韓国の大手エンターテインメント会社であるYGがタッグを組んで立ち上げたファッションブランド「NONAGON」が今日(11日)公開された。両社が持分を投資して設立したジョイントベンチャー「Natural9」発足して2年目のことだ。

第一毛織とYGエンターテインメントは、共同で立ち上げたNatural9を通じて本格的に「NONAGON」のビジネスを展開すると明らかにした。

Natural9は2012年8月に第一毛織とYGが共同で設立した会社。世界の若者を対象に、ストリートファッション市場を攻略するという計画を持っている。YGの共同代表であるヤン・ミンソク氏がNatural9の代表を務めており、持分の割合は第一毛織とYGがそれぞれ51%、49%である。

今回披露したファッションブランドNONAGONは、9角形を意味する単語で、多様性と無限の成長を象徴しているというのが、Natural9の説明。ヒップホップに代表されるストリート文化に基づいた「ヤング・ストリート・カジュアル」ブランドを標榜する。

10代後半から30代初めの顧客をターゲット層としている。品目は50あまりで、レザージャケットやシャツ、ミニドレス、スナップバックキャップ(ラッパーがよく被るつばが平たい帽子)などが主である。価格は、レザージャケットが40万ウォン、シャツが20万ウォン、ダウンが90万ウォン、スナップバックキャップが4万ウォンほどである。これらは、Natural9所属のデザイナーらが開発した。デザイナーらは第一毛織所属だった人が合流したり、YGが自ら選んだ人材である。

Natural9はオンラインショップとセレクトショップ、ポップアップストア(臨時売り場)などを通じて、一時的に商品を販売する計画だ。

9月12日、ギャラリア百貨店の名品館を皮切りに韓国の10Corso Como清潭(チョンダム)店とアヴェニュエル店、BEAKER清潭店と漢南(ハンナム)店に順次ポップアップストアを開店する。海外にもオープンするのだが、対象は10Corso Comoミラノ本店と中国の上海、香港などである。

Natural9はK-POPを通じた音楽韓流という領域を越え、韓国のファッションとエンターテインメントのコラボを通じて世界のファッション市場に進出するという点から意味があると自評した。Natural9はYG所属歌手の韓国内外での公演を通じて、NONAGONというブランドを積極的に発信する計画である。

Natural9のヤン・ミンソク代表は「第一毛織のファッションノウハウ・専門性とYGのマーケティング・プロデュース能力を基盤に、シナジー効果を最大限に引き出す」とし「2015年を本格的な事業元年として、多様な流通戦略を用い、2017年まで売り上げ1000億ウォンを達成したい」と述べた。

第一毛織は、衣類ブランドの「BEAN POLE」「GALAXY」などを有する韓国最大のファッション企業で、YGはG-DRAGONがメンバーのBIGBANGをはじめ、2NE1、WINNER、楽童ミュージシャン、PSY、EPIK HIGHなどが属している総合エンターテインメント企業である。

一方、ファッション業界では第一毛織とYGがヒップホップファッションビジネスに再挑戦するという点から、大きな関心を寄せている。第一毛織は、一時期米国のカジュアルヒップホップブランド「FUBU」のライセンスブランドビジネスを積極的に繰り広げた。しかし昨年、ブランドポートフォリオを調整する過程において、1999年から行ってきたFUBU事業を完全にたたんだ。YGも一時、ヒップホップグループJINUSEAN所属のSEANが中心となり、「MAJAH FLAVAH(MF)」というヒップホップファッションブランドで大きな人気を得た。1990年代にはライバルだった第一毛織とYGがおよそ15年ぶりにパートナーとしてヒップホップファッションブランド市場を再び攻略することになった。

2014. 9. 11.