「デビュー」WINNER、強力なファンダムの背景は
[OSEN=선미경 기자] YGの新人グループWINNERがデビューと同時にホームランを打った。根強いファンダムを基に音源チャート席巻はもちろん、トップアーティストも難しいといわれる収録全曲のチャート入りも達成した。まるでデビューではなく大物歌手の復帰のようなこの結果は、新人としては異例の成果であるため注目されている。
このような成果には、デビュー前から根強かったファンダムが大きな影響を与えたものと見られる。WINNERは、デビュー前にサバイバル番組やリアリティ番組に出演して広報効果を挙げ、その際に形成されたファンダムがデビュー直後爆発的な反応を生んだ。
ではWINNERはどうやってデビュー前から人気歌手と肩を並べるほどのファンダムを作ることができたのか。
#サバイバル‐リアリティ番組で注目
WINNERは昨年、ケーブルテレビMnetのサバイバル番組「WIN:WHO IS NEXT(WIN)」を通じて視聴者が直接選んだチームだ。サバイバル番組で音楽への情熱や激しい競争などを描き、デビュー前からドラマチックなストーリーを演出してきた。また、リアリティ番組「WINNER TV」ではアルバムを準備する過程と共に自然体の魅力を見せつけ根強いファンダムを築き上げた。
そしてグループBIGBANGの日本6大ドームツアーのオープニングや2NE1のワールドツアーにゲストとして出演するなど相当な舞台経験を積み、海外ファンの関心も得た。さらに約5週間にかけた大々的なプロモーションを通じて「WINNER」というブランドを定着させ、新人だが新人のようには見えない、独特なコンセプトで大衆の注目を集めることに成功した。
#「スーパースターK」出身カン・スンユンと「K-POP STAR」出身イ・スンフン
有名オーディション番組であるケーブルテレビMnetの「スーパースターK」とSBSの「サバイバルオーディションK-POP STAR」で注目されたカン・スンユンとイ・スンフンも、WINNERのファンダム作りに影響した。カン・スンユンは2010年「スーパースターK2」に出演し有名になり、シットコム「ハイキック! 短足の逆襲」に出演し人気を集めた。そして昨夏、ソロ曲を発表し正式デビュー、WINNERのデビュー前にファンダムを作り続けた。
「K-POP STARシーズン1」で優れたダンスで評価されたイ・スンフンもWINNERの認知度アップに大きく貢献した。正式なデビュー前から実力や顔を知ってもらうことでWINNERに対し大衆はより親しみを感じることができた。
#YG所属BIGBANGの弟グループへの期待感
YGエンターテインメントから9年ぶりにデビューする新人グループで、BIGBANGの弟グループというタイトルから来る期待感も相当のようだ。WINNERは、デビュー前からBIGBANGや2NE1の後輩グループだという事実だけでも音楽業界の内外で関心を集めた。また、YGのヤン・ヒョンソク代表がWINNERに対し相当な自信を見せていたことも、デビュー前から期待感が膨らませた。その期待感はWINNERへの関心につながり、デビュー前から様々な活動でファンダムが形成された。
WINNERはデビューアルバムを全曲手がけることでこのような期待感を満たした。タイトル曲『EMPTY』はWINNERと競争したWIN BチームのB.IとBOBBYが共同制作し、ソン・ミンホが作詞に参加した。また、もうひとつのタイトル曲『COLOR RING』はカン・スンユンとソン・ミンホ、イ・スンフンの3人が意気投合して作ったた曲で、カン・スンユンがメインプロデューサーとした活躍した。デビュー日が遅れるにつれ膨らんできた期待感を見事な音楽で満足させると同時にシンガーソングライターとして評されるようになった。
特にWINNERは従来のアイドルとの差別化を宣言、予想とは裏腹に感性的な曲をタイトルにし、聴く音楽に集中して音楽的能力を発揮した。大衆性を背景に彼らのカラーがスタイリッシュに溶け込んでいるという評価が相次いだ。
根強いファンダムと実力を基に、デビューと同時に音楽業界で新たな記録を残しているWINNERの次のステップに注目だ。
ちなみに、WINNERは15日ソウルのジャムシル総合運動場主競技場で開かれる「AIA REAL LIFE:NOW FESTIVAL2014」の「YGファミリーコンサート」で公式デビュー舞台を披露する。
2014. 8. 12.