楽童ミュージシャンの1stアルバム…純粋+奇抜な音楽の結晶

2014-04-07 03:27 pm
tag.

2014040711212277598_1_59_20140407120802

[스타뉴스 이지현 기자] 兄妹デュオ楽童ミュージシャン(イ・チャンヒョク、イ・スヒョン)のデビューアルバムがついに公開された。

楽童ミュージシャンは、7日昼12時に音楽配信サイトを通じて1stフルアルバム『PLAY』の全曲の配信を開始した。初めてのアルバムに盛り込まれた11曲は、全てイ・チャンヒョクが作詞・作曲・プロデュースを手がけた。アルバム名の『PLAY』は、音楽で遊び、音楽でコミュニケーションする楽童ミュージシャンの音楽を再生するという意味である。

公開された全曲は、それこそ楽童ミュージシャンの特色が色濃く反映されている音楽だった。複雑で目まぐるしく回っている世の中を純粋な目で見つめ、これをユニークな観点から表現した。

4月6日にSBS「K-POPスターシーズン3」の舞台で初めて公開されたタイトル曲の『200%』と『MELTED』はもちろん、『GIVE LOVE』『ON THE SUBWAY』『ARTIFICIAL GRASS』『DON‘T HATE ME』『LITTLE STAR』『ANYWAY』『IDEA』『GALAXY』などの収録曲は全て純粋で奇抜な音楽だった。

1番トラックの『GIVE LOVE』から、日常でアイデアを探す楽童ミュージシャンならではの特徴が窺えた。スマートフォンのゲームで必要なハートに書かれた「GIVE LOVE」という文字からインスピレーションを受け、いくら愛しても自分を受け入れてくれないある女性をテーマに、彼女のためにあげる愛をもっと貸してと話す内容を盛り込んでいる。軽快なリズムにボーカルのインパクトが歌の楽しさを増している。

2番トラックの『200%』も、軽快なリズムが際立った。これも同じく愛歌。徹夜で告白の準備をしたけれど、いざ好きな人の前に立つと胸がドキドキして何も話せないという歌詞が多くの男女の共感を呼んだ。ドラムサウンドをはじめ、ギターのリズム、エレクトリックピアノなど軽快な感じが伝わる。

『MELTED』は、雄大なピアノの伴奏で始まる、余韻が感じられる曲。小さい子供たちが「氷は何で冷たいの?」と訊いているような純粋さ、天真爛漫な好奇心を曲に溶け込ませた。また、イ・チャンヒョクとイ・スヒョン兄妹の歌唱力が印象的である。

2014040711212277598_2_59_20140407120802

4番トラック『ON THE SUBWAY』では、楽童ミュージシャンの素材の選択が再び人々を驚かせた。静かな雰囲気の曲だが、地下鉄に集まったそれぞれ異なる姿をした人たちをリアルに、そして楽しく表現した。世界を地下鉄に喩え、地下鉄を世界の縮小版として考えたそのアイデアが関心を引く。

『HAIR PART』という曲は、普段注目されることのなかった女性が分け目を変えてから綺麗になったという話しを盛り込んだ。分け目を変えてから、人気が出たのはもちろん、この女性を真似する人まで出てくるという内容が奇抜である。

6・7・8番トラックに収録された『ARTIFICIAL GRASS』『DON‘T HATE ME』『LITTLE STAR』は、愛ではなく違うメッセージを伝えた。

軽快なドラムビートが際立つ『ARTIFICIAL GRASS』を通して楽童ミュージシャンは、人工芝の立場から彼らが感じる気持ちを表現した。『DON‘T HATE ME』では、いじめを素材に彼らが感じる寂しさを伝えた。楽童ミュージシャンは、切ないこの曲で多くの子たちが彼らの心を理解し、お互い愛し合うことを願った。

『LITTLE STAR』では、夜空に輝く星が、実際には人工衛星かもしれないけど星のようにいつも輝いていたいという望みを歌った。サビと良く調和を成しているビートが人々に感動を与える。

9番トラックの『ANYWAY』は、日常的なことをテーマにした。道ですれ違う人々の目つきがそのテーマ。同姓とすれ違うときは闘うような目つきを、異性とすれ違うときはお高く構えると表現した。イ・チャンヒョクとイ・スヒョンがお互いやり取りするメロディーが中毒性が強く爽やかな感じを与えている。

楽童ミュージシャンの奇抜な考えを表すユニークなタイトルの曲も目を引いた。それは、10番トラックの『IDEA』。イ・チャンヒョクは、作曲のアイデアが全部無くなったと、自分のストーリーを歌にした。また、自分のストーリーを作れないでいる人々にために希望に満ちたメッセージも伝えた。

そして最後の曲『GALAXY』は、甘いメロディーラインが春と良く似合う歌。中毒性をさらに引き上げた音楽コードの進め方が印象深い。楽童ミュージシャンは、「GALAXY 君 もし」という歌詞で韻律を合わせ、機才にたけた実力を披露した。

楽童ミュージシャンは、4月6日にSBS「K-POPスターシーズン3」でタイトル曲『200%』と『MELTED』の舞台を初披露し、本格的な活動に乗り出した。

2014. 4. 8.