2NE1、セクシーで勝負するガールズグループとはレベルが違う
[국민일보=박지훈기자] ガールズグループの2NE1が音楽業界で占める地位は他の追随を許さない。キュートまたはセクシーが全ての他のガールズグループとは異なり、2NE1はブラックミュージックをベースにしたユニークな曲で韓国内外で大きな人気を博している。
特に、2NE1が先日リリースした2ndフルアルバム『CRUSH』に対する反応はそれこそ爆発的である。ニューアルバムは、韓国のチャートを総なめにしたのはもちろん、音楽関係者の間では「夢のチャート」と言われるビルボードチャートにもその名を連ねた。それだけでなく、2NE1は9ヵ国12の都市で延べ20万人の観客を動員すると予想されるワールドツアーも開始した。果たして2NE1はどこまで成長するのだろうか。何がこのチームの人気を引っ張っているのだろうか。
◇前人未踏の成功=2009年5月シングル『FIRE』でデビューした2NE1は、その翌年に発表した初のミニアルバムのタイトル曲『I DON‘T CARE』が大ヒットし、トップグループの仲間入りを果たした。2NE1は、9人組のガールズグループ少女時代と共にK-POPを代表するガールズグループだと評されてきた。
そして最近の2ndアルバムリリースを機に、2NE1の地位はさらに高まった雰囲気である。同じ時期にニューアルバムをリリースした少女時代との対決では事実上の圧勝となり、2NE1のアルバムは3月5日に発表された米国のビルボードアルバムチャート「ビルボード200」で61位を記録した。これは、2012年に少女時代のユニットであるテティソのミニアルバム『Twinkle』が収めた最高成績(126位)より高い記録である。シングルチャートの「HOT100」でPSYの『江南スタイル』が2位にまでランクしたことはあるが、「ビルボード200」でK-POP歌手が100位内にランクしたのは初めてのこと。
海外メディアは相次ぎ良い評価を付けている。ビルボードは「(2ndアルバムのタイトル曲)『COME BACK HOME』は多様なジャンルを融合して生み出した爆発的な結果物」だと絶賛した。また米国の音楽チャンネルFUSE TV、米国の音楽マガジンSPINなども2NE1のニューアルバムについて集中的に報道し、関心を示した。
ある芸能事務所の理事は「正直、メンバー個々人の魅力は良く分からない。しかし、音楽は確実に『高級』だという感じがする。セクシーコンセプトだけで勝負しようとする他のガールズグループとは異なる」と評価した。
◇2NE1、どこまで成長するのか=今年に入ってからの2NE1の活動を見ると印象に残るところが多い。他のK-POPグループよりさらに「グローバルな」姿を見せているからだ。例えば、2NE1は今年1月、米国全域で放送されているABC放送のリアリティ番組「THE BACHELOR」に出演し、話題となった。また、3月11日には2NE1のメンバーCLが同じ所属事務所(YGエンターテインメント)のG-DRAGONなどと共に米国の有名ミュージシャンであるスクリレックスのニューアルバム作業に参加したと知られ、関心を集めた。
音楽評論家のカン・テギュ氏は「ガールズグループは、そのほとんどが『ビジュアル』を前面に出すため、時間が経つと目新しい、新鮮な姿は見せられないという限界がある」とし、「しかし2NE1は、ビジュアルよりは音楽に焦点を当てたガールズグループなので、ロングランする可能性が高い。海外市場での競争力も、今後さらに高まる」と述べた。
2014. 3. 13.