[インタビュー]変化を遂げ3年ぶりにカムバックしたSOL

2013-11-12 02:11 pm

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[enews24 = 안소현 기자] 「カナリエキスみたいですね」

BIGBANG、そしてソロ活動まで常にトレンディーな音楽で大衆の前に姿を現したSOLは、意外にも今回のアルバムをカナリエキス(いかな魚を長期間発効させて、製造した魚醤)に喩えた。それだけ長い間熟成され、深みがある音楽になったということだ。3年間、自身のアルバムだけを準備してきたSOLにとっては、隠しきれない自信感があった。彼は、長いといえば長いこの準備期間に、彼ならではの音楽世界をより確固たるものにした。

1stアルバムで披露したリズミカルなヒップホップではなく、強烈なビートの先行公開曲『RINGA LINGA』は、彼が見せる新しい音楽の始まりに過ぎない。来年1月にリリースされる2ndフルアルバムにはそれぞれ異なるジャンルの11個の曲で人々に新鮮な衝撃を与えるだろう。久しぶりにカムバックしたSOLは、真っ先に自分を待ってくれたファンへの申し訳ない気持ちを表した。

「実は、予定通りならBIGBANGのメンバーのうち、僕のアルバムが一番最初に発表されるはずでした。遅れたのは、良い結果物に対する僕と(ヤン・ヒョンソク)社長の想いからです。ファンの皆様には、いつも申し訳ない気持ちがあります。毎回ソロ活動の時期が、他のBIGBANGメンバーと重なったので長期間活動することはできませんでした。でも、そういう状況でも最善を尽くすべきだと思います。他のことは考えずに、僕が作り上げた結果を楽しんでいただきたいです。僕のミュージックビデオが短いけれど、人々の脳裏に強く残ればと思います」

SOLのカムバックについては、今年の初めから囁かれていた。彼は、アーティストとしての自分の意欲のせいで遅れざるを得なかったと言う。短い活動期間に対する心残りも、彼の音楽への意欲よりは大きくなかったのだ。それだけ、彼は今回のアルバムに心血を注いだ。

「発表が長い間先送りされたので、当時確信を持って作った音楽であるにも関わらず、自信が無くなった事もありました。しかし発表を目前にして、1曲1曲改めて聴いてみると、その誠意だけはカナリエキスより濃かったみたいですね(笑)。カナリエキスのように誰かは好きになり、また誰かは嫌いになるかも知れません。でも、確かなのは僕がやりたいと思っていた音楽に対する強い意志と誠意が盛り込まれていて、僕の色が一段と濃くなったということです。SOLの過去と現在、そして未来の姿を垣間見れるアルバムになると思います」

彼の音楽面での変化は、長き友でありパートナーのG-DRAGONと共に手がけた『RINGA LINGA』を聴いてみると明らかである。ティーザーのコンセプトからミュージックビデオ、振り付けに至るまで、曲の全体的な部分に彼の手が行き届いたほどSOLは『RINGA LINGA』への愛着を持っている。

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「『RINGA LINGA』は一番最後に作業した曲でした。もともと、他の曲が先行公開曲として決まっていたのですが、ジヨン(G-DRAGON)の曲の一部を聴いて、最初から作業してほしいと頼んだんです。それから1~2日でレコーディングまで完成しました。前回のアルバムとは異なる姿をお見せするために、わざと変えた部分もあります。今が、また一味違うSOLの姿をお見せできるタイミングだと思いました。ティーザーイメージのビジュアルは、BIGBANGのワールドツアーの際にペルーの遺跡地のインカ文明などを見ながらインスピレーションを受けました。『RINGA LINGA』の曲の中盤に入ると韓国的な感じが漂う囃子詞が出てきます。なので、ミュージックビデオに韓国ならではのものを盛り込むともっとカッコよくなると思いました。振り付けも振付師の動画を見ながら僕が直接選びました」

SOLは『RINGA LINGA』について触れながらG-DRAGONの話も欠かさなかった。二人は『RINGA LINGA』を通じて初めて共に作業をした。以前からG-DRAGONはBIGBANGの曲をプロデュースしてきたが、SOLのソロアルバムに参加したのは今回が初めて。13年の友情の合作である『RINGA LINGA』を通じて彼らがどれだけ良きパートナーなのか明確に分かるだろう。

「ジヨンと僕はお互いにとって特別です。天が定めた縁とでも言うべきでしょうか。結婚するなら、ジヨンのような人とすべきだと思うほどです。もちろん、男ですけどね(笑)。小さい頃から似ている部分がなかったので、お互いに対する憧れのようなものがありました。おもしろいのはスタイルはまったく違うのに、好きなものはまったく一緒です。だからお互いが好きなんだと思います。ジヨンのアルバムがヒットしたので負担にならないかと良く訊かれるんですけど、そんなことはありません。僕はBIGBANGの名に恥じることのないアルバムになれば幸いです」

熱血ファンは8年間トップの座を占めているBIGBANGの存続は、SOLがいたからこそ可能だったと話す。色々な出来事がメンバーとグループを揺るがしていたとき、SOLは常にその中心を守ってきたのだ。そのような出来事を通じて彼は、メンバーに対する思いが強まったという。

「僕も、僕がもっと輝きたいと思う時もありました。しかし、1年ほど前から最も重要で、大切なのはBIGBANGメンバーたちだということに気づいたのです。今のSOLが存在するのは、BIGBANGのおかげですので。色々な出来事が起きて、ありがたい気持ちもあります。そのような出来事がなかったら、他のグループのようにお互いの意見の食い違いによって解散することもあり得ると思います。お互い大人になり、お互いの意見が強まろうとした時に、そのような出来事が起き、お互いの大切さを感じることが出来たのです。僕の場合、僕がメンバーを本当に大切に思っているなということを感じました。SOLという名前のせいか、メンバーたちに光を当ててあげなきゃと思っているようです。それが僕の位置であり、役割だと思います」

彼は『RINGA LINGA』での活動を皮切りに、来年まで休む間もなく活動を続けていく。今月からスタートするBIGBANGのドームツアーと来月リリースする2ndシングル、そして来年には2ndフルアルバムのリリースが予定されているためだ。

「ドームツアーは、ワールドツアーの延長です。年末に5人が一緒にシングルアルバムをリリースする予定なので、より多彩な姿をお見せできると思います。個人的には、一緒にコンサートを準備しながら遊ぶことがとても幸せで、楽しい時間です。2ndフルアルバムを発表するまでの期間が長い気もしますが、僕にとっては良いと思います。フルアルバムだけは、1月にリリースする方が良いプロモーションだと思うので。『RINGA LINGA』が以外だったように、1曲1曲がすべて、以外だと感じられると思います。僕がこれからお見せする音楽、期待してください」

2013. 11. 12.