音源チャートを席巻・YouTube市場を切り拓く…K-POPのパラダイムを広げた「創立30周年のYG」


[문화일보=안진용 기자] 今年創立30周年を迎えたYGエンターテインメント(YG)は、現在のK-POPの礎を築いた重要な存在の一つだ。BIGBANG、BLACKPINK、2NE1、Jinuseanなど数々の人気グループを輩出してきたYG最大の強みは、ファンダムだけでなく一般層までも熱狂させてきたということだ。また、ヒップホップ不毛の地と呼ばれていたK-POP市場で「韓国型ヒップホップ」の真髄を示し、K-POPのパラダイムを広げたと評価されている。
1996年に設立されたYGが当初前面に打ち出したイメージは「YG Family」だった。ヒップホップの本場であるアメリカで、西海岸ではドクター・ドレーやスヌープ・ドッグ、東海岸ではDJプレミアやジェイ・Zを中心にそれぞれクルー文化が形成されたように、YGも一糸乱れぬ群舞よりも、「家族」という概念で結ばれたメンバーたちがステージに上がり、一体となって自由奔放な姿を見せることで、他の芸能事務所との差別化を図った。
2000年代初頭、YGは音源ストリーミング時代にふさわしい楽曲で勝負に出た。Jinuseanの「Tell Me」、1TYMの「1TYM」をはじめ、BIGBANGの「Lies」、2NE1の「Fire」、iKONの「LOVE SCENARIO」、BLACKPINKの「AS IF IT’S YOUR LAST」は、ファンでなくても口ずさみ、歌詞を覚えるほど広く親しまれた。その結果、BIGBANGと2NE1はそれぞれ、Melon年間チャートTop10に歴代最多回数ランクインしたボーイズグループ、ガールズグループとなった。BIGBANGは2000年代、2010年代、2020年代にわたって年間Top10入りを果たした初のアーティストであり、2NE1はガールズグループとして唯一、4年連続年間Top10入りという記録を打ち立てた。
YGは、K-POPのグローバル化を実現した立役者ともいえるYouTubeを最も早く、積極的に活用したと評価されている。今年、K-POP史上初めて累計60億回再生を記録した「Gangnam Style」は、PSYがYGに所属していた当時に発表した楽曲だ。「Gangnam Style」は2010~2023年の「世界で最も多く再生されたミュージックビデオ」で1位となっている。このほか、BIGBANGの「FANTASTIC BABY」のミュージックビデオはK-POPボーイズグループとして初めて1億回再生を突破し、G-DRAGONの「Crooked」は韓国の男性ソロアーティストとして初めて1億回再生の大台を突破した。現在はBLACKPINKがそのバトンを受け継ぎ、最近、世界のアーティストで初めてYouTubeチャンネル登録者数1億人を突破した。
米ビルボード・チャートの高い壁を初めて越えたK-POPグループもYG所属だった。BIGBANGの「ALIVE」はK-POPグループとして初めて、G-DRAGONの「ONE OF A KIND」は韓国の男性ソロアーティストとして初めて、メインアルバムチャート「Billboard 200」にランクインした。また、2NE1もK-POPガールズグループとして初めて「Billboard 200」のTop100入りを果たした。
不祥事などで浮き沈みを経験したYGは、創立30周年を迎えた今年を新たな飛躍の年にする構えだ。デビュー10周年を迎えたBLACKPINKは今年初めに3度目のワールドツアーを終え、20周年を迎えたBIGBANGは来月カムバックする。BABYMONSTERとTREASUREが着実に活躍を続ける中、この秋には新グループもデビューさせ、新たな「ファミリー」を迎える。
YGは、「アーティストとファンが交流できるライブ中心の企画と、その臨場感こそ、YGが守り続けたい本質です」とし、「30年間築き上げてきたヘリテージを礎に、新たなチャプターを切り開いていきます」と伝えた。
2026. 7. 27.






