「いよいよ私たちが戻ってきた」…2NE1、K-POPの綱紀を正すためにきた元祖女帝たち

2024-10-07 09:30 am
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[헤럴드경제=고승희 기자] 「いよいよ私たちが戻ってきた」

あの頃、私たちが愛した女戦士たちが戻ってきた。それぞれの道を歩んでいた2NE1が再び一つになるまでは実に10年の時間がかかった。今回のコンサートのタイトルも「Welcome Back」。再結成までの時間が長かっただけに、2NE1のコンサートはチケットオープンと同時に話題となった。当初、2回と予定された公演は3回に増やされ、ソウル蚕室総合運動場のオリンピックホールで1万2000人のファンに会った。2NE1のデビューコンサートが開かれた場所だった。

公演の雰囲気は最初から盛り上がった。みんなが待ち焦がれてきたあの自信あふれる2NE1の様子そのままで、「いよいよ私たちが戻ってきた」と女王たちの帰還を知らせた。最初の曲もやはり『COME BACK HOME』。揺らがないライブやパフォーマンスで公演が始まると、観客たちは合唱や歓声で四人のメンバーたちを歓迎した。

2NE1はK-POP界の綱紀を正すために来た元祖女帝たちだった。これまでのYGの遺産や公演のノウハウをつぎ込むように、2NE1のコンサートにはギター、ベース、キーボード、ドラムで構成されたライブバンドセッションやYGのダンスチームが入った。すべての瞬間、爆発的なエネルギーやカリスマが溢れ出された。10年ぶりの舞台が与えてくれる「思い出の旅行」ではなく、「進行形レジェンド」4人の深い実力を味わえる舞台だった。

K-POPの新しい進化…変わらない伝説だった。

「セクシー」と「清純」のコンセプトで二分された2000年代、K-POPガールズグループ業界に登場した2NE1は、彼らの名の通り「21世紀ニューエボリューション(New Evolution・新しい進化)だった。

全盛期に劣らない技量は変わらないものだった。キレイにライブするCLは圧倒的な存在感で「ワールドクラス」女帝の帰還をアピールした。「お姉さん」メンバーである84年生まれのDARAとBOMは40歳になった年齢にも関わらず、疲れないエネルギーを見せつけた。以前のDARAは清純で愛らしいイメージだったが、今の彼女は成熟した余裕が感じられる。2NE1の代表ダンサーだった末っ子のMINZYは進化したライブ実力を見せ、YG女性ボーカルの標準を示したBOMは変わらない歌唱力でBLACKJACK(2NE1のファンダム)を2010年代に召喚した。

登場とともに、3曲を連続的に歌った2NE1は、久しぶりに会ったファンたちに「みんなで遊ぼう」と叫び、本格的な公演を始めた。『I‘M THE BEST』と言う強い女性像の見本を示したり、彼氏に別れを告げられてもクールに『I DON’T CARE』と言って少女ファンたちのプライドを高めておいた。何を想像してもそれ以上の舞台を披露し、後輩には新しい道しるべになった2NE1。彼らの数多いヒット曲が、この日すべて鳴り響いた。2NE1の系譜やYGのDNAを移植された象徴的なグループであるBABYMONSTERは、土日公演のゲストとして登場し「実力派ガールズグループ」としての遺産を受け継いだ。

公演では、ファンたちにタイムトリップさせるチャプターもあった。舞台でのカリスマとはかけ離れた「バラエティ力」が一切なかったメンバーたちをフレンドリーにイメージチェンジしてくれたのが「2NE1 TV」だった。デビュー頃の初々しい2NE1はワンパターンだった歌謡界で常に「新しさ」を渇望するグループだった。大変な時期にはお互い応援し頼れる存在として支え合った。DARAはその時代には「まだ一緒に活動したい」と哀切な思いを表した。

2NE1の舞台が特別なのは、4人のメンバーたちの堂々として自信にあふれる様子が常にあるからだ。「お姉さんライン」より7歳も若いリーダーのCLは「上手であれ下手であれ、それが重要であるわけではなく、自分自身になることが大事だ」とし、お互い激励した。同日、舞台上でのCLは以外の様子もたくさん見せてくれた。これまで笑うことなく強いカリスマを見せてきたリーダーだったが、コンサート当日はしばしば笑った。末っ子のMINZYが安定した歌唱やパワフルなダンスを披露するときや、DARAとカップルダンスを踊るとき、ファンたちの熱い歓声を聞くたびにCLの顔には温かい微笑みが浮かんだ。2022年、CLはLAコーチェラ側から単独舞台として招待された当時、2NE1のメンバーたちを呼んで久しぶりのカムバック舞台を飾ったほど、グループへの愛情が深い。

『UGLY』を歌うとき、CLはBLACKJACKを立たせ、スタンディング席やいすがある客席ではすべての観客たちが一つになり、オリンピックホールが巨大なドラムビートで満たされた。誰にも負けないほどきれいな舞台マナー、激しく踊りながらも完璧な歌唱ができるこのグループは、今K-POPシーンに最も必要な舞台を披露した。破壊的な実力を見せつけるグループだ。

「レジェンドガールズグループ」が帰還しただけに、同日のコンサート現場には現在大衆音楽界を牛耳る歌手たちが参加した。BLACKPINKのJENNIEをはじめ、NewJeans、STRAY KIDS、CNBLUEのチョン・ヨンファ、iKONのDK、BOYNEXTDOOR、WINNERのMINOとJINU、BIGBANGのG-DRAGON、D-LITE、SE7EN、Gummy、LEE SOO HYUK、ユン・ドヒョン、SHINeeのキー、少女時代のTAEYEON、aespaのウィンターなど、数多い同僚たちが訪れ、2NE1のカムバックコンサートを祝ってくれた。

彼らが楽しめるイベントもあった。実際、歌手の公演で「ダンスチャレンジ」パートがアンコール直前でもなく、コンサートの中盤に登場するのが以外だったが、それはそれなりの計画があったからだ。大勢の先輩・後輩たちが訪れたため、彼らの顔を一人ずつ映すための意図でもあった。

デビュー曲『FIRE』が出るときは、15年の時間が去って2NE1以降、歌謡界に新しい基準を提示したNewJeansの5人のメンバーたちが画面に映り、ダンスチャレンジに挑戦した。NewJeansのメンバーたちはほかの観客たちと一緒に2NE1の応援棒を手に取って、公演中スタンディングで大先輩たちの舞台を観覧した。『I DON‘T CARE』では2世代K-POPの同期、CNBLUEのチョン・ヨンファやYGファミリーだったBIGBANGのD-LITE、Gummy、SE7ENの顔が映った。ユン・ドヒョンは『CLAP YOUR HANDS』で、ノ・ホンチョルは『I’M THE BEST』でダンスチャレンジを華やかに飾り、観客からものすごい喝采を受けた。

国内外の歌手らのお祝いメッセージの中でポップスター、pharrellの挨拶が最も印象的だった。彼は「マイクなしでしたかったが、CLのためにマイクを付けよう」とし「CL、そして2NE1のカムバックをおめでとう。これからはあなたたちの時間だ」と4人の帰還を祝ってくれた。

「しばらく消えた、止まっていたグループ…治癒の時間」…2NE1のストーリー

同日の舞台は、15年前にもすでに知っていた4人のメンバーたちの優れた技量や才能を再び確認できる場だった。メンバー一人ひとりの卓越した才能で集まり、お互い支え合ったグループだ。今なら想像できないほど抜き出たメンバーたちの組み合わせだ。

「将来のBOMはどんな様子なのか気になる」と言ったBOMは舞台で指紋のように一つも変わらない声で歌った。末っ子のMINZYは「今のこの瞬間を夢で見た。4人が皆さんを再び尋ねるシーンを夢でみたが、それが実現した。夢はかなうようだ」と言った。感性的なDARAは「私たちはそれぞれソロとして活動してきたが、このように必ず4人で活動したかった」と涙ぐんだ。

常に長女のようなCLは「4か月前までもしばらく消えていた、止まっていたグループだったが、様々な過程を経て結局この場で一緒にいられて本当に夢みたい」とし「今この場は私たち4人にとってヒーリングの時間だ。すべてが皆さんのおかげだと、感謝したいと話したい。そして皆さんも、やりたいことがあれば、怖くて不安でも挑戦してみるように、私たち2NE1が応援する」と語った。

真心が込められたトークが終わった後、再開された舞台は「COME BACK HOME」に戻され、18曲すべてが披露された。オリンピックホールを埋め尽くした観客らは「もっと遊ぼう」を叫び、2NE1を再度呼んだ。そのまま終わらせたくないのはみんなが同じだった。観客らは一瞬間も疲れず、手に持った携帯や応援棒を離さなかった。誰も家に帰ろうとせず最後の公演は2時間30分も続けられた。公演は終わっても完全には終わらなかった。オリンピックホールに鳴り響くドラムビートに合わせ、観客らはぴょんぴょんとジャンプしながら絶えず「遊ぼう」を叫んだ。

同日、公演現場には多様な年齢層がいた。2NE1と一緒に10~20代の時期を経たBLACKJACKがぐんと成長してここを訪れた。コンサートでは毎回、20~40代の多様な年齢層の観客らが客席を埋めた。2NE1の最後のコンサートを見るために、香港から飛んできたジニ(28)さんは香港公演が予定されているが、少しでも早く見るためにソウルに来るようになった」とし「3日間全部来たかったか、チケットを取ることができず、最後の公演だけ見るようになった」と話した。また、「10代はじめのころから2NE1は私の唯一のアイドルだった。2NE1のおかげでBLACKPINKも好きになった」と付け加えた。小学生の時から2NE1が好きだったというキム・ジュリ(26)さんは、「自分の人生半分の日々に2NE1がいた」とし「どの歌手とも比べられず、これまでにないコンセプトや圧倒的な実力を備えたグループだから、ファンでいることにプライドを感じる。三日間公演に来ているが、今日が最終日ですごく残念で悲しい」と物足りない気持ちを表した。

現場には20代の娘と50第の親が一緒に来ている観客もいた。2NE1の応援棒までしっかり準備した夫のキム・ジンヒョンさんは「娘が2NE1のファンであり、とても有名な曲が多くて私も良く知っている」とし「最近のアイドルも上手だが、実力やすべての面で非常に優れていてびっくりした」と満足げに感想を述べた。

ソウルコンサートを終えた2NE1は9都市で15回に達するアジアツアーを始める。マニラ、ジャカルタ、神戸、香港、東京、シンガポール、バンコク、台北へ足を運んで、より多くのグローバルファンに会い、戻ってから「アンコール公演」を開く計画だ。

2024. 10. 7.