YOONの演技成長史
[TV리포트=김명신 기자] YOONがドラマ『カイロス』を通じて、もっと成熟した演技や多彩な魅力を披露し、歌手兼俳優としての存在感をもう一度確認させた。
YOONは今月22日に終了したMBC月火ミニシリーズ『カイロス(脚本:イ・スヒョン、演出:パク・スンウ)』でコンウク役を熱演した。ドラマで彼は、エリ(イ・セヨンさん)のハンサムな「男友達」でサポーターの役割をし、大きな人気を得た。また、ドラマではタイムクロスによって事件の糸口を開くのに重要な役割を果たし、好評を受けた。
特に、後半部になるにつれYOONの繊細で深い感情演技が注目された。エリが死んだ後、もっと広まる彼の感情のスペクトルはもちろん、体を張って繰り広げるアクション演技も安定的で、ドラマの楽しみを増したと評価される。音楽から演技まですべての活動で、自分の色を披露するYOONに会ってもっと詳しく聞いてみた。
Q. ドラマ『カイロス』撮影や放送が終わったことについての感想は?
YOON「約半年の時間に『コンウク』役に深く溶け込んでいたようです。いい人々と素晴らしい現場でたくさん学ぶことができて本当に良かったですが、もう終わったと思うと惜しい気持ちもあります。個人的に最高の現場と言えるほど、毎瞬間楽しく幸せに撮影できました」
Q. 個人的に記憶に残るコンウクの銘シーンやセリフは?
YOON「実際放送されていないですが、最も好きだったシーンがあります。エリが死んだ後、ソジン(シン・ソンロクさん)を通じて、一か月前のエリと通話できる時間があります。そこで、コンウクは『今はやめとく。必ずエリを救うから』と言って一人で感情を堪えるシーンでした。撮影の際、モニターしながらも気に入ったシーンで、コンウクの真剣さが表れるセリフができて良かったです。また、この作品では体を使うシーンもたくさんありました。テクギュ(チョウ・ドンインさん)と殴ったり殴られるアクションシーンをほとんど代役なしでこなしましたが、現場でうまくできたと誉められて、そのシーンも記憶に残っています。
Q.コンウクというキャラクターを表現する際、最も集中した部分や難しかった点は。
YOON「人物に集中するために努力しました。コンウクは劇でエリと一緒にいるとき、エリが死んだ時、ソジンと協力する時など、多様な状況に置かれますが、そのたびに実際コンウクの心になってセリフを言うかどうかが重要だと思いました。特に、後半になるほどコンウクも時間帯が分かれるなど、行き交う感情を捉えるのが簡単ではありませんでしたが、キャラクターの心をうまく表現するために、一人でマインドコントロールをやりました」
Q.俳優YOONになるとき、特別な心得や今回の作品を通じて成長したと思う部分は?
YOON「『熱心に学ぼう』と思っています。演技に集中し、配役に没入するのは当然持つべき心得だと思っており、どんな現場でも熱心に演技して、たくさん学ぼうと思っています。今回の現場でもありがたくも監督や先輩たちに具体的で良いアドバイスをたくさんいただきました。それを見逃さず、一つ一つ自分のものにしようという姿勢で臨みました。いつも惜しい部分もありますが、それでももっと成長したと言われるから感謝いています」
Q. 『カイロス』のOSTである『CAN YOU HEAR ME』にも参加したくさんの好評や人気を受けた。参加した感想や録音ビハインドについて聞かせてほしい。
YOON「ありがたくも、作曲家の方々が自分にたくさん任せてくださいました。実際、録音する際ドラマ『カイロス』の内容を連想しながら作業したと思います。『CAN YOU HEAR ME』という曲のタイトルのように、ドラマでは言葉が伝わる1分という時間が重要ですね。そんな意味をどのように生かせるかに重点を置いて歌いました。声もドラマに似合うようなトーンにしてみましたが、視聴者の方々に共感していただき、良い反響をいただいて感謝しています」
Q. 最後にドラマを見てくださって視聴者への一言。
YOON「『カイロス』ファンたちからの熱烈な愛情が感じられて非常にありがたい時間でした。最初、コンウクがエリを裏切った時は辛辣なコメントもありましたが、その後は心強い応援もしてくださるなど、いつも率直な感情を込めた意見を寄せていただいて印象的でした。それを見て、自分もコンウクとして「うまく伝わったのかな」と思いました。これまで熱い声援を送ってくださり、『カイロス』を応援してくださった皆さん、ありがとうございました」
2020. 12. 24.