G-DRAGON“アーティストとしてのブランド確立したい”

2013-03-22 10:35 am
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歌手G-DRAGONが単独コンサート‘ONE OF A KIND’のツアーを前にアーティストとしてのブランドを確立したいという意志を表明した.

G-DRAGONは最近,ソウル江西区(カンソグ)禾谷洞(ファゴクドン)にあるスポーツワールドでツアーステージを100%再現し,コンサートの公式リハーサルを行っている.彼は21日午後3時,このリハーサル現場で記者会見を開き,近況について語った.

“4年前,初の単独コンサートの時には本当に‘アイドル’でした.けれど,今回はBIGBANGツアーを終えただけにアーティストとしての姿をお見せしたいです.見る方々が判断する部分ではありますが,BIGBANGが5人のための音楽だとすれば,僕はもう少しヒップホップの傾向が強いですね.これは,BIGBANGも僕の曲も全部僕が作っているので,僕自身が解決すべき宿題でもあるんです.今回のコンサートを見るとその宿題を解決できるんじゃないかと思ってます”
彼は,過去のソロコンサートで一部のパフォーマンスが扇情的だったとして問題となったことも.今回も破格と表現について悩まなかったわけではない.
“企画の段階からそれについて結構話し合いました.僕のイメージが何をやっても何かそんなイメージがあるようです(笑).初めからR-19級のコンサートにしようかという意見も僕が出したんです.扇情的な行動をしたいからではなくて,僕がやっている音楽の中で表現できる道が多かったらという意味もあったし,素晴らしい演出家と出会ったのでもっと表現する方法が色々あったのではとも思ったからです.19歳未満のファンが来られないのは残念ですけど,違う視点で見るとそれが次の段階だと思ったんです”

しかし,R-19級のコンサートは次回に見送られた.初の海外ツアーなのでもっと気を配らなければならない部分が多かったためだ.
“考えてみたら外国に行くとしてもただやるんじゃなくて,韓国のアーティストとしての使命感を持つべきだと思って考えを改めました.みんなで一緒に工夫してみたら,どう表現すればいいか,少しずつ見えてきました.いつかは面白半分でR-19級のコンサートをやってみたいと思います.そんなにたいしたものじゃなくて,もう少し僕の年頃かもっと大人のファンと一緒にピリッと戦慄が走るような,そんなコンサートがしたいですね”
今回のコンサートには‘ワールドスター’PSYも見にくる予定.20日にはPSYと会ってお互いの新曲も聞いてみた.

“昨日新曲聞いてみて,評価もしました.どうだったって?それは言えないですね.ワールドスターなので・・・(笑)”

他のメンバーとは忙しくてゆっくり話しができなかったという.さすがに無愛想な男同士のメンバーなので‘がんばれ’とかもあまり言わない方だと.
“メンバーとは僕もあまり会えないです.D-LITEは日本でソロコンサートを準備していて,僕より忙しいようです.T.O.Pは映画の撮影が終わって休憩中.SOLもいろいろ準備してますね.V.Iは・・・たぶん元気でしょう(笑).僕たちはがんばれ,とかあんまり言わない性格なんです.たまに電話してご飯は?と挨拶するくらいです.そっちの方がもっと力になるんで”

今回のコンサートは,世界的な振付師でクリエイティブ・ディレクターのトラヴィス・ペイン(Travis Payne)とステーシー・ウォーカー(Stacy Walker)が共同演出を担当する.彼らもこの日の記者会見に参加し,“韓国にこんなに才能のあるアーティストが多いとは知らなかった”と驚きを隠せずにいた.

“コンサートを4段階に分けて,全てのセクションが一つのストーリとしてつながるようにしたいと思ってます.練習する間に,ずっと2人の演出家がバンドの方々やスタッフに細かいところまでチェックする姿を見てすごく印象に残りました.だから,一緒に作業する時に良いシナジー効果を生み出せたと思います.去年のBIGBANGツアーではブラジルでのコンサートが残念ながら取消しされたんですけど,今回は是非行きたいですね”
G-DRAGONは16日,スポーツワールドで単独コンサートのステージをそのまま再現し,18日から公式リハーサルを始めた.彼は,25日までこのステージで単独コンサートを100%完璧に練習し,コンサート会場であるオリンピック体操競技場で再度リハーサルを行う予定だ.

このように別の場所を手配し,同じステージを作ってリハーサルを行うことは,BIGBANGや2NE1などが昨年,海外のチームと練習しながら取り入れた方法で,G-DRAGONもこのようにコンサートの準備を完璧にすると決めた.
最初の公演地となるソウル公演は,30日と31日,ソウルオリンピック体操競技場で開催される.