180度変わったWINNER、YOONならではの秋の感性→5年間1位を守り続けるのか

2019-10-20 05:51 pm
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[뉴스엔=황혜진 기자] グループWINNER(YOON、JINU、MINO、HOONY)が180度変わった。WINNERの音楽の代表的な魅力ポイントだと言われてきた爽やかさではなく、今回は寂しい秋の感性で勝負に出る。

WINNERは10月23日午後6時、国内外の音源配信サイトで3rdミニアルバム『CROSS』を発売する。今年の5月発売した2ndミニアルバム『WE』以来、5ヶ月ぶりにリリースするアルバムである。

アルバム名の『CROSS』とは、それぞれの方向と個性を持つ4人のメンバーが交差(X)し、「WINNER」という名で新しいケミ(+)を作り出し、新しい方向を作っていくというWINNERならではの関係性、音楽、ストーリーを意味するものである。WINNERが新アルバムで伝えようとするメッセージ、それを通じて真剣に考えてきた痕跡が垣間見える。

グループ曲+ソロ曲=『CALL ANYTIME』の全曲作詞・作曲で完成したシナジー。

今回のアルバムは合計6曲の新曲で構成されている。YOONがプロデューサーのAiRPLAYと共に作曲し、MINOとHOONYと共に作詞したタイトル曲『SOSO』を始め、YOONの自作曲『OMG』、『DRESS UP』が2ndトラック、3rdトラックに配置された。YOONと同じくデビューアルバムから着実に自作曲を披露し、その実力を認められてきたMINOも自作曲の『DONT BE SHY』を6thトラックに収録、アルバムの完成度を高めた。

YOONとHOONYのソロ曲も期待を集めている。MINOが昨年の11月タイトル曲『FIANCE』などが収録される1stソロアルバム『XX』を発売し、JINUが今年の8月シングルアルバム『JINUs HEYDAY』のタイトル曲『CALL ANYTIME』でソロ歌手としてデビューしたことに続き、YOONとHOONYもソロ曲を収録し、自分の個性を出している。

YOONのソロ曲『WIND』は5thトラックに収録された。YOONが一人で作詞し、プロデューサーのカン·ウクジンとdiggy·HOYASが共同作曲した。2010年放送されたMnet『スーパースターK』シーズン2でホ·ガク、ジョン·パク、チャン·ジェインに続き4位を記録し、WINNERのデビュー前だった2013年3つのソロデジタルシングル『雨が降る』、『Wild And Young』、『心泥棒』を披露、2014年チームでデビューしてからはひたすらWINNERのグループ曲の作詞·作曲にだけ邁進してきたため、6年ぶりに発売されるYOONのソロ曲に対するファンの期待は大きく高まっている。『WIND』はこれまで着実な曲作業を重ね、ハズレのないシンガーソングライターとして大きな存在感を示しているYOONの変化と成長が見られる曲だと予想される。

HOONYは、今回のアルバムでWINNERデビューから5年ぶりに初めてソロ曲を披露する。HOONYは一人で作詞し、カン・ウクジンとdiggyと共同作曲した『FLAMECO』を4thトラックに収録した。HOONYも着実に曲作業を続け、実力を伸ばしてきた作詞家であり作曲家である。2012年SBS『K-POPスター』シーズン1で4位を記録したHOONYは、WINNERデビュー後ラップパートの歌詞を直接書くだけでなく、2ndフルアルバム『EVERYD4Y』に直接作詞·作曲した『SPECIAL NIGHT』、『RAINNING』を収録し、WINNERのアルバムにユニークな魅力を加えたという評価を受けている。

「爽やかなラブソング」はない。感性的な失恋ソングによる驚きの一撃。

前とは変わった感性も観戦ポイントである。『REALLY REALLY』から『LOVE ME LOVE』、『EVERYDAY』、『MILLIONS』まで、最近WINNERが音源チャートで1位を総なめし、大衆的な人気を集めてきた曲のほとんどが爽やかなビートに初々しい恋物語を加えたYOONならではのラブソングだった。

一方、今回の新アルバムのタイトル曲『SOSO』では寂しい季節秋にぴったりの感性を披露する。20日公開された歌詞のティーザー動画には「よくも悪くもない僕の気持ち」、「まあまあだけどso what」、「慰めてほしいと言ってないからもう下がれ」、「未練なくEscape」など孤独や寂しい気持ちが感じられる歌詞が登場、注目を集めている。所属事務所側は「失恋後悲しみと怒りがこみあげてくるが、平気な振りをする姿を『まあまあな』状態の『SOSO』で表現した。これまでのWINNERの音楽で代表される『夏』、『爽やかさ』とは真逆のWINNERならではの秋の感性が垣間見える」と予告した。

メンバーたちも新曲のスポイラーに乗り出している。YOONは所属事務所を通じて「辛いとき周りの人や皆に『大丈夫』または『まあまあ』と言って強がるときがある。また、周りの人に慰められるのが逆にもっと辛いときがある。そういうときの感情を失恋に喩えて表現した曲だ」と説明する。また、「歌詞では終始クールに大丈夫だと強がるけど、編曲の流れは全然大丈夫じゃない予想外の展開で平気な振りをする表の顔と裏の辛い気持ちを表現した」と説明した。MINOは「ほとんどの人は怒りと悲しみ、痛みのような感情を表に出してはいけない状況の中で生きていく。皆が共感できるメッセージだ」とし、「刹那の隙からはみ出る感情の瞬間を曲に盛り込もうと努力した」と伝えた。

これまでとは全く異なる感性の曲で勝負に出たが、勝算はある。WINNERは爽やかなラブソングで人気を集める前、『Empty』、『Color Ring』、『FOOL』など、寂しい失恋の感性を表現した曲でブームを巻き起こした。爽やかなサマーダンス曲ではあったが、最近出したアルバムのタイトル曲『AH YEAH』でも別れの感情をクールに表現した歌詞で変身を試み、良い反応を得ただけにWINNERの新しい挑戦に関心が高まっている。

ハズレのないWINNER、「5年間1位」タイトル守れるのか

「音源強者」WINNERがチャートで見せる成果にも注目すべきである。

WINNERは、2014年1stフルアルバム『2014 S/S』でデビューし、それから一度も1位を逃したことがなく、「WINNER(勝者)」という名の通り素晴らしい成果を出してきた。デビューアルバムのダブルタイトル曲の一つだった『Empty』を始め、『BABY BABY』、『REALLY REALLY』、『LOVE ME LOVE』、『EVERYDAY』、『MILLIONS』、『AH YEAH』まで、過去5年間発表した全アルバムのタイトル曲が国内最大の音源配信サイトMelonを始め、国内外の主要音源チャートで1位を記録するという快挙を遂げたのである。心血を注いで完成した新曲でもまたトップの座を占められるのか注目が高まっている。

23日音源発売を起点とし、カムバック活動に乗り出すWINNERは26日と27日の2日間ソウル松坡区KSPO DOME(オリンピック体操競技場)で単独コンサート『WINNER[CROSS]TOUR IN SEOUL』を開催する。WINNERは、デビュー以来初めて国内コンサートでバンドライブ公演を披露する予定である。公演のタイトル『CROSS』を記号化した「X」と「+」をサブタイトルに2日間で別のセットリストを構成したと言われる。ソウル公演終了後には台北、ジャカルタ、バンコク、クアラルンプール、マニラ、シンガポールなどアジア7都市ツアーを始める計画である。

2019. 10. 20.