[Oh!Ssen Focus]YGアイドル・ラッパーラインの魅力

2015-10-08 10:32 am


[OSEN=최나영 기자] YGエンターテインメント(以下、YG)の大きな強みの一つは信頼できるラッパーラインだ。それはもちろん、ヒップポップが中心の事務所であるため可能なことでもある。それだけに、ヒップポップジャンルのラッパーたちが他の大型事務所より頭角を現しており、アイドルのレベルを引き上げたのは間違いない。

ボーイズグループのBIGBANG、WINNER、iKONのラッパーラインのメンバーたちは「それぞれ、また一緒に」魅力を発散する。ソローラッパーとしての存在感を示すと同時に、他のメンバーたちとのシナジーを引き出して全く違う魅力を見せ付ける。

BIGBANGのG-DRAGONとT.O.Pは彼らが言ったとおりチョコレートとアーモンドのような相性を誇る。全く違うようで一緒に食べると風味が高まる食べ物のようだ。

G-DRAGONはオーバーとアンダーを問わず、厳しい批判が飛び交うヒップポップシーンで概ね認められている稀な人物だ。これは、G-DRAGONをラップ実力だけで評価するには物足りないという理由も大きい。きれいなフロー、パンチラインの歌詞が耳を惹く。G-DRAGONはそれ自体で超えられないヒップホップのスワッグがあると評価されている。

BIGBANGのT.O.Pはヒップホップシーンで現在指折りの俳優型ラッパーだ。韓国で演技者としても認められているラッパーは多くない。その二つの分野で通じるのは「声」で、その長所が俳優、歌手という分野でうまく発揮されているケースである。中低音で「ディップ」な、いわゆる「洞窟型声」が特徴だ。

Mnet「SHOW ME THE MONEY 4」に出演したWINNERのソン・ミンホはハスキーボイスで、余裕ある男性的な強いラップを駆使する。ギャングスタラップが似合うラッパーと評価されている。彼が参加した『born hater』の歌詞も印象的だが、中毒性のあるビートに細かいパンチラインが多い『I‘m Him』では、ラッパーソン・ミンホの長所がはっきりと分かる。マイナーな性格である一方すごくソフトなアイドルのような、両面がソン・ミンホの大きな長所になるかもしれない。ステージの上では男性的で、外ではおっちょこちょいな、ギャップのある魅力を持つ。

WINNERのイ・スンフンはダンスが得意な、SBS「Kポップスター」出身ラッパーだ。ソン・ミンホとバランスを取り、G-DRAGONとT.O.Pの「チョコレートとアーモンド」とはまた違う魅力的な相性を生み出す。YGのラッパーラインの中で声がハイトーンの方で、才気溌剌なステージを演出できる。特に、誰よりも速い成長が注目された。

iKONのB.Iは作詞・作曲に長けており、早くからプロデューサーとしてのイメージが強いラッパーっだ。彼のラップは伝達力が高く、フローが滑らかで、ラップであるにも集中して聴かなくても楽に聴けるという特徴がある。ヒップポップジャンルを大衆的に作れる才能があり、これからの音楽が期待される。

iKONのBOBBYは「生まれつき」と評価されているラッパーである。伝達力が弱いという指摘があるにも関わらず、「SHOW ME THE MONEY 3」での優勝を大半の人が納得したのは、BOBBY特有のユニークさのためだ。単なるハスキーボイスを超えて、歌詞に盛り込まれた力が大きく、リズムを自由自在に操り、まるで「正気ではなさそうな」幻想的なステージを作ることもある。歌詞の中に「ウン」という音を入れる癖(?)は彼のシグネチャーみたいなものとなった。

それに加え、「SHOW ME THE MONEY 4」で存在感を示したONEが最近、YGのアイドルのラッパーラインに合流し、注目されている。まずONEは外見で話題となったが、イケメンの外見から予想を絶する実力を見せ注目を集めた。もっと練習すれば、相当な実力者になれるかもしれない。放送当時、ソン・ミンホと一つのチームとなり『亀甲船』ステージを披露した。

YGのラッパーラインの共通点は何よりパフォーマンスだ。それは、他の企画事務所、アンダーのラッパーたちも認めた彼らの長所である。BOBBYが「SHOW ME THE MONEY」で優勝した背景には、パフォーマンスを通じたステージ掌握力もある。あえて「フック」がなくてもいいラッパーである理由だ。それぞれ違う感じで刻んだビートように、彼らの様々なユニットも期待したい。

2015. 10. 8.