G-DRAGON、あなたはどの星から来たの[音楽編②]
[OSEN=김경주 기자] 「13歳からの音楽を作り始めました。ヤン・ヒョンソク社長から少しずつでも、作詞だけでもいいので作ってみるようにと言われました」
現在は28歳。約15年間音楽を作ってきたことになる。「ファッションのアイコン」「展覧会まで開催するマルチアーティスト」などG-DRAGONを説明するフレーズはたくさんあるが、それでも一番中心となる表現は「ミュージシャン」である。
いつのまにかデビュー10年目を迎えたBIGBANGは、2015年にも『MADE』プロジェクトで音楽界を揺るがしている。毎月2曲ずつ発表する同プロジェクトは、容易ではないはずだが、勢いが弱まるどころか、むしろさらにパワーアップしているのを見ると、BIGBANGのすごさを改めて実感できる。そして、その中心には、リーダーのG-DRAGONがいる。2006年のデビュー当時からBIGBANGの楽曲を直接手掛けた彼は、各アルバムで独自の音楽性を表現し、人気を集めた。
BIGBANGとしてだけでなく、ソロアルバムでも大きな成果をあげ、「楽曲を手掛けるアイドル」と評価されるようになり、出演したバラエティ番組でも新たな音楽性を発揮し、生粋のミュージシャンであることを証明した。
#1.楽曲を手掛けるアイドル、その中心
2006年のデビュー当時、グループBIGBANGは「楽曲を手掛けるアイドル」というフレーズで注目を浴びた。1stアルバム『BIGBANG』でG-DRAGONは、INTROと『WE BELONG TOGETHER』を作曲してBIGBANGのスタートを切った。また、同じ年に発表された『VIP』『VICTORY』『FOREVER WITH U』『SHAKE』などの作曲にも参加した。
1年間4枚のアルバムを発表したBIGBANGは、その当時まではヒップホップ感が強かった。G-DRAGONも『VIP』『SHAKE』などのヒップホップ感あふれる楽曲を発表していた。今のBIGBANGとG-DRAGONからヒップホップ感を感じられないわけではないが、もう少し色んなジャンルに挑戦していることに比べると、当時の曲が今よりヒップホップ感が強かったのは否定できない。
その変化は、2007年に発売されたアルバム『ALWAYS』から始まる。BIGBANGを国民的グループにしてくれた『LIES』が収録されたアルバム。当初はG-DRAGONのソロ曲として作り始めた『LIES』は2007年を制覇、BIGBANGの名を全国に知らせるきっかけとなり、同じ年に発売したアルバム『HOT ISSUE』の『LAST FAREWELL』は、BIGBANGを人気グループへと成長させた。
以来、G-DRAGONは『Haru Haru』『MY HEAVEN』、2011年の『TONIGHT』、2012年の『BLUE』『FANTASTIC BABY』『BAD BOY』『MONSTER』、そして今『MADE』プロジェクトの『BAE BAE』『BANG BANG BANG』『IF YOU』などジャンルを飛び越える様々な曲で人気を集めた。
#2.ソロ活動、翼をさずける
BIGBANGのリーダーとして活動していたG-DRAGONはソロ活動も続けた。ソロ活動のキーワードは「ダイバーシティ」。ルーツとなるヒップホップは押さえつつ、まるでサーティワンのアイスを選ぶように、曲を選ぶ楽しさを与えた。
2009年、1stソロアルバム『HEARTBREAKER』では『HEARTBREAKER』『BREATHE』『HELLO』『She‘s Gone』などを、2012年に発売したアルバム『ONE OF A KIND』では、エレクトロ ・ヒップホップの『CRAYON』と大衆的な『MISSING YOU』、重いヒップホップのビートの『ONE OF A KIND』など、様々な才能を発揮した。2013年に発売した『COUP D’ETAT』も同じだ。『COUP D’ETAT』『WHO YOU?』『NILIRIA』『CROOKED』『ミチGO』など、色んなジャンルで独自の音楽性をアピールした。
#音楽、バラエティでもできる
G-DRAGONの音楽性は、グループ・ソロ活動だけから感じられるわけではない。バラエティ番組でも音楽で聞き手を魅了した。
今年にも出演して話題を集めているMBCバラエティ番組『無限挑戦』で、G-DRAGONは最初に『パラムナッソ』を作り上げた。パク・ミョンスとのコラボで生まれたこと曲は、G-DRAGONを相当苦しめたようだ。「うちの事務所でも私が作った曲は批判されないのに」と弱音を吐いた彼だったが、他のことは除き、音楽だけを評価すると『パラムナッソ』はかなり良い反応を得た。パク・ミョンスが好むエレクトロニックにヒップホップを合わせたこの曲は、発表当時、音楽チャートの上位に上り、『無限挑戦』とG-DRAGONの相乗効果を生み出した。
チョン・ヒョンドンとの相性を見せつけた『GOING TO TRY』は新しい試みと言える。徹底してチョン・ヒョンドンのための曲を作ったG-DRAGONは、「トラップ」という最近流行りのビートに韓国の伝統音楽「打令」を合わせ、新鮮な曲を作り出した。
今年もすでに期待が高まっている。BIGBANGのメンバーSOLとともに出演した『無限挑戦』で、まだ2人のパートナーは決まっていない。しかし、誰と組んでも『無限挑戦』と「BIGBANG、G-DRAGON」の相乗効果は確実である。
2015. 7. 9.