BIGBANG、真夏の悲しいバラード…反転の美学[芸能散策]
[OSEN=손남원의 연예산책] 熱い夏にぴったりなのはやはりダンス音楽だ。それが一般的な歌謡界の情緒だ。サマーソングの巨匠?といわれるCOOLとDJ DOCがこの情緒を守り伝説的な歌手として位置づけられた。オープンカーに乗ってカリフォルニアの海辺を走る若者たちにぴったりのビーチーボイスは、真夏の太陽の下で聴くときもっと清涼感を持った。
BIGBANGが7月1日に今年3番目の新曲を発表する。一曲は楽しいダンス曲の『SOBER』。独りで聴くよりサマーパーティーにうってつけの曲、タイトルで歌謡界で成功するための方程式に従っている感じだ。また、もう一曲『IF YOU』はこれまでBIGBANGが発表した曲のうち最も悲しく切ないバラード曲だという。ラッパーT.O.PとG-DRAGONがラップがなく歌だけ歌う。1年中最も楽しく感性が最高潮に達する7月の真夏にBIGBANGはサッドソングを発表した。その理由は何なんだろうか。
「歌を聴いていたらこみ上げてくるものがあります。BIGBANGがデビュー以来9年間発表してきた曲のうち最も悲しい曲かもしれません。40代半ばの私の感性がこれほど刺激されるほどであれば、BIGBANGが好きな10、20代はもちろん、全ての世代が涙を流すような曲だと思います。発表前BIGBANGより自分がもっとわくわくするのも初めてです。」
YGのヤン・ヒョンソク代表兼プロデューサーは、『IF YOU』に対する自分の感想をこのように述べた。「BIGBANG史上最も悲しい曲」と公言し、「今回のアルバムのうち(ヤン代表)が最も好きな曲」と親指を立てた。もちろんあくまでも個人の意見であることを前提にした。「プロデューサーが大衆の好みがよく分かると自慢するときが最も危険で無謀な瞬間だ」というのが彼の持論である。
薄ピンク色のベースに俯いている5人のメンバーが写っているティーザーイメージからほのかな切なさが感じられる。ティーザーを見るだけでこうだから、ヤン代表が言ったとおり『IF YOU』を実際聴いたら熱い涙が止まらないかもしれない。
ヤン代表は記者とのインタビューでいきなり「真夏に悲しくスローな曲を出すのがおかしいでしょ」と聞き直した。バラード『IF YOU』と『SOBER』は季節感を生かした楽しいサマーソングで、BIGBANGが夏に新曲を公開するのは2008年8月に『HARU HARU』が収録されたミニー3rdアルバムを発表して以来7年ぶりだ。
「先に発表したMADEアルバムの曲も好きだが、私が感じた感情を他の人々も同じく感じたら、今『IF YOU』を出すのが正しいと判断した」
BIGBANGは2015年「「5ヶ月連続、新曲公開プロジェクト」3番目のダイナマイトを投げる。今回も2曲を公開する。非常に悲しくスローなテンポの一曲と、夏にぴったりの楽しいダンス曲の一曲を発表するという。また、各種チャートでBIGBANG vs BIGBANGの対決構図が続くと見られる。
YGの関係者によると、今回の新曲公開はBIGBANGがワールドツアーや放送出演、各種イベント参加など、息をつく暇もなく忙しいスケジュールによって発表時期に対する内部的な悩みがあったが、ヤン代表が「ファンとの約束を守るのが先だ」という方向に意見をまとめた。また、ヤン代表は「約束は約束だから」と一言でまとめた。
先に公開された『MADE SERIES』プロジェクトの『LOSER』、『BAE BAE』、『BANG BANG BANG』、『WE LIKE 2 PARTY』など、様々なジャンルのヒット曲で高い人気を受け、今回発表された新曲対する期待も高まっている。
ヤン代表は「7月にBIGBANGが発表する新曲2曲は季節感を生かしたサマーソングと、悲しい感性の歌で正反対だ。特に、『IF YOU』は精通バラード曲であるため、ラッパーのG-DRAGONとT.O.Pも歌を歌った。ファンにまったく新しいイメージをアピールするだろう」と話している。
BIGBANGの『MADE』プロジェクトは予想通りスムーズに進んでいる。先月に発表した『LOSER』が一ヶ月近く1位にランクし、6月の新曲『BANG BANG BANG』がそのバトンを引き受け長い間高い人気を受けている。今回のプロジェクトを通じて発表された4曲のMVは、ユーチューブで合計1億ビューの再生回数を記録した。
ちなみに、BIGBANGは今月19日から21日まで上海コンサートを開催し、3万人の観客を熱狂させ公演を盛況のうちに終えた。また、今月26日と28日にはそれぞれ大連と武漢で中国ツアーを続ける。
2015. 6. 29.