ヤン・ヒョンソク「YGは今中国に行きます」[直撃インタビュー]

2014-12-06 11:02 am
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[OSEN=손남원 기자] YGのヤン・ヒョンソク代表が、本格的な中国市場進出を宣言した。これからのYGの成長エンジンを広い中国大陸で探すという強い意志を表明したのである。ここ数年間、韓国のエンターテインメント業界で最も爆発的な成長を記録したYGは世界有数のブランド、ルイ・ヴィトンに次いで中国の大手IT企業であるTencentから投資誘致を受け、財界から注目を集めている。

ヤン・ヒョンソク代表は、最近行ったOSENとのインタビューで「中国のエンターテインメント市場がどれほど大きくなるかは予測不可能です。『くもりときどきミートボール』という映画が思い浮かびませんか?とうもろこしがポップコーンになって空から降ってくるように、中国エンターテインメント市場の波及力は、世界各地に広がるに違いないと思います。YGが今中国に本格的に進出しなければならない背景もここにあります」と明らかにした。

YGは、以前から中国進出のための橋頭堡を準備し、今年の春には中国の北京、上海、香港、台湾などで初の中華圏オーディション「2014 1st YG AUDITION in Greater China」を開催した。BIGBANG、2NE1、PSYを通じてYGを知った中国の10代は、このオーディションに爆発的に反応した。

ヤン・ヒョンソク代表は、3日に開催されたMAMAに参加するために香港を訪れTencentとMOUを締結した。中国の代表的なインターネット企業であるTencentは今年だけで韓国に数千億ウォンを投資しただけでなく、YGと手を携え強力な韓流コンテンツ確保という所期の目的を達成した。YGもYouTubeなどグローバル市場で認められている自社のコンテンツを中国市場に流通させるプラットフォームを確保することに成功、ウィン・ウィン構図を構築したという評価を得ている。

ヤン・ヒョンソク代表も、今回のTencentとのMOU締結について「絶えず成長していく中国のエンターテインメント市場において両社が締結した今回の協約は、とてつもないシナジーを生み出すと思います」と、肯定的に評価すると同時に「(私は)YGの事業に深くは関与していません。経営陣を信じて従うだけです。競争力を持つコンテンツを完璧な水準に、これからも引き続き作っていくのが、代表プロデューサーとしての僕の役割であるだけです」と述べた。

YGの中国進出は、様々な面において示唆するものが多い。まず、K-POP韓流市場の中心が日本から中国に移ったという事実を裏付けている。

これについてヤン・ヒョンソク代表も「以前は中国のエンターテインメント市場の場合、中小の会社が乱立し、契約移行などを巡って問題が発生するなど収益も精算も明確でなかったのが事実」とし、「しかし、中国経済が飛躍的に発展して中国市場の透明性も改善されました。何よりコンテンツを消費する市場規模が桁違いなので、他の全ての国を圧倒します。正式に中国の舞台で披露したことのないYG所属歌手が好きだという中国のファンもさらに深く、広くなっていますし。全ての条件が一回りレベルアップした今が、中国進出するに適期だと判断しました」と感想を述べた。

先日、2年6ヶ月ぶりにSBSのバラエティ番組「ヒーリングキャンプ」に出演、若い世代に講演をした彼は、自分の成功秘訣について「私がこの位置までどうやって立つことが出来たのか、という1つ目のキーワード、それはやっていてドキドキするかということでした。お金が私の幸せを保証することはできないと思います」と夢を強調した。

中国進出のキーワードを聞く記者の質問に対するヤン・ヒョンソク代表の答えも「ドキドキすること」だった。「どんな仕事をしても楽しく、ドキドキしながらすることで、最善を尽くすこともできると思います。中国進出を控えた今の私もとてもドキドキしています」と答えながら、短いインタビューを締めくくった。

2014. 12. 6.