BOBBYを見るとYGの未来が見える
[OSEN=정준화 기자] やんちゃみたいな笑顔をしているにも、BOBBYは「怪物」と呼ばれている。正式デビューした歌手でないにも彼が参加した曲がリリースすると、チャートを制覇する。これは、忠誠度の高い巨大なファンダムが形成されたことを裏付けている。彼は、各種のオーディション番組に出演し、着実にその実力を認められながら認知度を高めていった。そしてMnet「SHOW ME THE MONEY3」に出演、優勝を手に入れ、真の「怪物」に生まれ変わった。
先日、YGエンターテインメントは「YGヒップホッププロジェクト」をスタートし、G-DRAGONとSOLで構成されたユニットを先頭打者として打席に立たせた。そしてBOBBYはこの強力な組み合わせの後を継ぐ「ヒップホッププロジェクト2」の最初のメンバーとして公開された。デビュー前の新人だが、大衆はこの選択にうなづいた。十分何得できる判断だという意味だ。
YGエンターテインメントは2日、BOBBY、Dok2、MASTA WUがメンバーのヒップホッププロジェクトユニットを結成、新曲『Come Here』を公開した。公開前からこの組み合わせは大きな関心を集め、予想通りさまざまな音楽配信チャートで1位に輝いた。
BOBBYは失敗なきワイルドカードだった。これ以前にもEPIK HIGHの『BORN HATER』とHI SUHYUNの『I‘M DIFFERENT』のフィーチャーリングに参加し、これらの曲をヒットソングにするにおいて功を奏したのだ。それだけでなく、「SHOW ME THE MONEY3」出演中に公開された彼の音源も、長い間チャートにランクされ爆発的な関心を集めた。
このとてつもない活躍が、デビュー前に成し遂げた成果だという点には驚かざるを得ない。
BOBBYの未来が一層明るい理由は、一緒に活動している仲間のおかげだ。彼は来年1月にiKONとしてのデビューを控えている。彼らは、Mnet「WIN」と「MIX&MATCH」でサバイバルを通じて実力を検証された実力派なので、さらに期待が高まっている。
今年デビューしたWINNERも、彼らの心強い仲間だ。YGは「この両チームはデビュー後にも、ライバル構図を形成し、お互い競争しながら成長していく姿を見れると思う」と予告した。ライバルではあるが、一緒にサバイバルを経験したことで生まれた絆は非常に強い。WINNERのデビューアルバムは、彼らが見せてくれるシナジー効果の予告編だったと言える。タイトル曲としてB.IとBOBBYが作詞・作曲に参加した『empty』を選び、活発に活動を繰り広げたのだ。各種の音楽配信チャート1位はもちろん、音楽番組でも最短期間で1位を占めるなど、その成果は恐ろしいほどだった。
BOBBYは音楽に悩みや批判意識を盛り込んで自分をラッパーとして輝かせている。これまで『 Guard Up and Bounce』『Go』など自ら書いた歌詞でアイドル、そしてラッパーとしてのアイデンティティーに関する悩みを吐露してきた。また、実力はないのにビジュアルで勝負しようとする歌手らをストレートに批判した。この「怪物」が本格的に姿をあらわせば、音楽業界にはどんな変化の風が吹くだろうか。また、ラッパーとアイドルの間で彼はどんな姿へと背長していくのだろうか。
2014. 12. 2.