[酔中トーク]ユ・インナ「同じYG所属だけど、食堂で『BIGBANG』に会うと不思議」

2014-03-14 12:23 pm

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[일간스포츠 정지원·김진석] ヒット作には常にユ・インナ(32歳)が登場する。デビュー作の「屋根を突き抜けハイキック」をはじめ、「シークレットガーデン」「最高の愛」など、出演した作品は常に高い視聴率を記録するだけでなく、話題を呼んだ。全ての作品において、ユ・インナが演じる役がメインだったわけではない。 しかし、メインであってもそうでないとしても、自分の役を充実に、作品の面白さを活かせるようにきちんとこなしてきた。ユ・インナ本人は、「あまり欲張らずに『自分に出来る演技』を見せただけ」だと言う。

「基本」が出来ているので、放送業界でユ・インナのキャスティングを求める関係者も増えた。作品に出演する度に「大ヒット」を記録し、「吉運を持ち歩く俳優」とも言われる。つい先日、最終回を迎えた「星から来たあなた」も、ユ・インナの「大ヒット運」から外れなかった。ユ・インナは、チョン・ジヒョンの恋敵であるユ・セミ役を演じ、ドラマの成功に力を添えた。最近ユ・インナは、韓国のケーブルチャンネルOnstyleの「Get it Beauty 2014」の司会を務めることになり、その活動領域を広げた。ラジオ「ボリュームを上げて」のDJ活動がもう4年目となった彼女は、ラジオで積み上げてきた司会進行能力をテレビでも披露し「マルチ芸能人」としての可能性を窺わせている。

ユ・インナとの酔中トークは、弘大(ホンデ)付近にある室内ポチャで行った。以前も何度か会ったものの、一緒にお酒を飲むのは初めて。堅苦しいインタビューテーブルではなく気楽な雰囲気で、ユ・インナの素顔を見る事ができた。ドラマで見せた冷たい姿は全く見られない。笑い声が止まらなかったユ・インナとの酔中トークを公開!

▶「星から来たあなた」チョン・ジヒョンに嫉妬? むしろ仲良くなりました

-お酒はどのくらい飲まれますか?

「あまり良くは飲めません。ビール1杯で、酒席が終わるまで粘るタイプです。でも不思議なのが『ソメク(焼麦:焼酎とビールを混ぜた爆弾酒)』は2杯まで飲めます。甘いジュースにほんの少しウォッカを混ぜたカクテルを飲むのも好きですね。普段も明るくてはしゃぐ方なんですけど、お酒を飲むとそれがさらにエスカレートしまして、隣の人が手に負えなくなるほど明るくなっては、寝てしまいます。普通これぐらい楽しい場だと、面倒を見てくれる友達が一緒なので心配はありません」

-「星から来たあなた」の役はずっと暗い表情でしたが、実際の性格と違って大変じゃなかったですか?

「そうなんです。私とは正反対です。性格とか、表情、考え方など何一つ似ている部分がありませんでした。元々私は、どこに行っても一番明るい人だと言われました。でも、今回はセミを演じるために、そうすることが出来なかったんです。セミはいつも暗い表情で、丁寧に話すじゃないですか、その雰囲気を維持していると実際にも憂鬱になったりしました。キャラクターの感情と、実際の私の感情を切り離すことも必要なんですけど、まだまだスキルが足りないみたいです」

-ユ・セミは10年間ただ一人を愛しましたが、片思いの経験は?

「私はあんな風には出来ないと思います(笑)。学生の頃、1年ほど片思いした事はあります。でも今考えてみると、本当に好きで1年も片思いしたわけではないと思うんです。思春期の時、女子は皆誰かを好きになって、その気持ちに溺れるっていうこと、ありますよね。私もそうだったと思います。友達がみんな片思いしてるから、私もっていう感じで、片思いのための片思いとでも言いましょうか(笑)」

 

-ドラマでのキャラクターが、チョン・ジヒョンさんが演じたチョン・ソンイを嫉妬してやきもちを焼くという人物でしたね。ドラマが放送される間、チョン・ジヒョンさんにだけスポットライトが当てられたので、少しは心残りがあると思いますが。

「いやいや、そんな風には考えもしませんでした。まず、相手がチョン・ジヒョンですので(笑)。チョン・ジヒョンさんとは、ドラマのキャラクターとは違って実際は仲良くさせてもらいました。撮影現場でお菓子一緒に食べたり、楽しかったです。今度一緒に美味しいものも食べに行こうって約束しました。演技する姿を見て、チョン・ジヒョンという俳優が、なぜ人々に愛されているのか、はっきりわかりました。涙演技から、面白い演技、アクションまで、全てが上手で、素晴らしかったです」

-「星から来たあなた」が中国でも大ヒットしましたが、ユ・インナさんの中国での活動計画は?

「提案はありました。でもまだ具体的に決まったことは何もありません。昨日も、中国のファンがラジオのブースの前まで来てくださいました。『星から来たあなた』だけでなく、『シークレットガーデン』や『ハイキック』まで見てくださったそうです。本当にありがたく、一方では不思議な感じでした。外で私を見られるようにした空間なので、ファンが結構来てくださってます。その分、私がファンと触れ合い易い芸能人でもあるっていうことですけど(笑)。私がラジオを終えるまで立っているファンを見て、ありがたくてアイスクリームをご馳走したこともあります」

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▶主演は欲張らず、「上手に出来る役」が最優先順位です

-ラジオ「ボリュームを上げて」のDJを務めてもう2年目になりますが、毎日夜、放送をするというのが簡単ではないと思います。

「手放さなければならないのが結構あります。夜、約束をするのも、旅行に行くのも難しいですね。時々、休暇をとりたい時は事前に録音したり、スペシャルDJとして誰かにお願いすることもあります。でも、スペシャルDJにお願いすると、休暇を取ってもとても不安になるんです。その方がとても上手で、私が降ろされるかも知れないじゃないですか(笑)。色々な仕事をやっていますけど、ラジオは特に、気分も和らぎますし、愛着のある仕事です。ラジオのDJ席に座って、自分の胸の内にあるものを色々と話しながら泣いた事もありますし、放送事故並みに笑った事もあります。なので、これからもラジオのDJはずっと続けたいです」

-ラジオだけでなく、「Get it Beauty」を通じてテレビでも司会者になりました。司会であると同時に、「ビューティーメンター」として活躍しておられますが。本人は「ビューティーメンター」として、どんな良い条件を備えていると思いますか?

「メイクや、日頃のボディケアなど、気を使っている方です。『ビューティーメンター』という名に恥じないよう、もっと努力しています。小さい時から、自分を磨くのが好きだったので、化粧品だとか服にも関心がありました。大学生になってからは、化粧品売り場を回りながらテスターを使ってみたり、東大門(トンデムン)市場にもよく行きました。今は、それほど行けませんけど、その時は東大門の夜市場の雰囲気がとっても好きでした。服やアクセサリーが、これでもかというくらいずらりと並んでますから」

-出演作が毎回「大ヒット」ですね。

「私が考えても不思議なくらいです。最初は運が良かったと思いましたけど、後には『私、作品を見る目があるのかな』なんて思ったりもしました(笑)。まず、作品を選ぶ時は第一に、最優先順位として『自分が上手に出来るキャラクター』なのかを見ます。そして視聴者の立場から『関心を引き寄せる作品』なのかを考えます。でもいつかは墜落する可能性もあるので、不安です。ヒットしない作品も絶対あるはずなので、『ユ・インナが出演する作品はヒットする』という風に考えるのは、絶対避けてもらいたいですね(笑)」

-女性主人公を支える「主演レベルの助演」の役が多かったのですが。「仁顕王后の男」のように、主演を務めたいとは思いませんか?

「私はそういうのはあまり無い方です。どんなに出られるかに関係なく、ただ良いキャラクターに出会いたいだけです。『シークレットガーデン』のハ・ジウォンさんの友達役をもう一回やれと言われたら、文句言わずにもう一回やりますね。そうしているうちに、より良い機会も得られのでは、と思っています」

-YG所属の芸能人同士、頻繁に会ってますか?

「お互いスケジュールが多いので、一緒に集まるのは簡単ではありません。私もBIGBANGと2NE1が、ファンとしてとても好きです。最近も2NE1のCDを車でずっと聴いてます。会社の食堂でメンバーに会うと、本当不思議で(笑)。元々YGは、歌手中心の会社だったんですけど、最近は俳優も増えてとても心強い気持ちです。頻繁には会えなくても、DARAとはとても仲良しになりました。みんなDARAが『不思議ちゃん』だと思ってますけど、そうじゃないところもあります。ただ、バラエティ欲が強いだけです」

-ヤン・ヒョンソク代表とは、どれくらい話しているのか気になりますが。

「会って話す機会は、意外と少ないです。度々、電話はくださいます。『最近何してるの』と言いながら話しかけてくれます。ドラマ撮ってるの全部知ってらっしゃるのに聞くんですよ(笑)。頑張って、と勇気付けてくださったり、アドバイスしてくださったりしてます」

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▶しきりに出る噂、芸能人として耐えるべきこと

-ベストフレンドとして常にIUの名前を挙げてますね。

「本当に仲良しなんです。バラエティ番組の『英雄豪傑』を通じて初めて会って、『最高だイ・スンシン』にも一緒に出ました。9歳も下なのに、ジェネレーション・ギャップは全く感じませんでした。むしろ私より大人らしい考え方をする子なんです。私が疲れたように見えると、いつも会いにきて、慰めてくれたり、プレゼントしたりしてくれます。ラジオの途中にひょっこり来て応援したり、私が気づかないように、マネージャーにプレゼントを渡して行ったりもしますね。一緒にショッピングした時、私が欲しいと思っていたものをプレゼントしてくれたこともあります。また、私の姉が妊娠したとき姪が生まれると喜んでたら、ベビー用品もプレゼントしてくれました。そう考えてみると、いつも貰ってばっかりですね(笑)」

 

-色々な噂が出て、辛くなかったですか?

「芸能人として人生を生きながら、ある程度は耐えなければならない部分だと思います。初めの頃は『そうじゃないのに』と思いながらも、時間が少し経つと『何でもない』と気楽に考えるようになりました。あと、私は噂による被害が大きい方ではないみたいです。私よりもっと大きな被害を被る方もたくさんいらっしゃるじゃないですか。たまに証券業界で回る噂を聞くときがあるんですけど、その都度、その方がどんなに苦労するか、辛いか、考えるともどかしい気分になります。私も噂が出る度に、色々と悩みました。でも、前に出てそれについて説明するのも変ですし、何もしないとまた濡れ衣を着せられたみたいで、にっちもさっちもいかないんです」

-お笑い芸人のチャン・ドンミンさんと熱愛の噂が出た時は、ラジオ進行中に泣いてしまいましたが。

「泣くつもりではなくて、自分なりに頑張っていたんですけど、ラジオの途中にリスナーの皆さんが励ましの言葉を送ってくださって、我慢してた涙が出てしまったんです。頑張って我慢しているとき、隣で誰かが宥めてくれると、もっと涙が出るのと同じですね」

-オフの時に楽しむ趣味とかはありますか?

「趣味っていうほどではないんですけど、昔の映画を見たりします。最近も『レオン』『高慢と偏見』『ピラニア』を改めて見ました。あとは、一人でダイアリーに日記を付けたり詩を書きます。あ、絶対公開することないので、期待しちゃダメですよ(笑)」

-本を読んだり、何かを書くのが好きなんですね。IUの歌の歌詞を書いてみたらどうですか?

「一人で感性に浸って書いて、後で見たら『何これ』って思うのがほとんどです。本はたくさん読むというよりは、集めるのが好きです(笑)。姉が「本集めすぎだよ」って言うくらいなんです。でも、本を買うといつも気分が良くなるので。持ってると自然に読む機会も増えますし。最近は『落下する夕方』『The Moment』などを読みました」

-運動は、上手ですか?

「学生時代は、100メートル15秒でした。体力テストではいつも、最高レベルを取ってましたね。でも、球技をやるとなると、いつも下手でした。歌手デビューを準備してた時は、振り付けをよく覚えられなくて苦労しました。陸上競技だけが上手で、他の運動神経は鈍いみたいです」

-学生時代の話が出たついでに、その時はどんな姿だったのか教えてください。

「本当に幼かった頃は、おしゃべりでうるさい子どもでした。のど自慢のような大会に出て、受賞したこともあります。愛嬌も多かったですし。10代の時は早くから何かやり遂げようと頑張って生きてました。17歳の時から練習生生活をしましたので。その時は、本当に直ぐデビューできると思いましたけど、思うようには行かないものでした。事務所を3回ほど変えて、結局は20代の後半になって俳優として顔が知られるようになりました。普段はあまり見ないんですけど、その時は何か未来が不安で占いに行った事があります。その時の占いに『20代後半の時に夢を叶えられる』って出たんです。それが本当でした。10年以上準備したけど、叶えられたのでとても良かったと思ってます」

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