ギフトセットのようなBIGBANGコンサート、韓国のファン「待っていた甲斐があった」(総合)
[엑스포츠뉴스=정희서 기자] グループBIGBANGが日本6大ドームツアーを成功裏に終え、待ちに待った韓国ファンに帰ってきた。5人が揃った公演を待っていたファンに応えるようと、BIGBANGは音楽、パフォーマンス、演出、ファッションすべての面でアップグレードした姿を見せた。
26日、ソウルオリンピック体操競技場では「2014 BIGBANG +α IN SEOUL」が開かれた。BIGBANGは昨年「BIGBANG ALIVE GALAXY TOUR THE FINAL」以降1年ぶりに完全体としてソウルに上陸した。
公演が始まる時間が迫ってきたが、公演場の外には入場せず焦っているファンがいた。一部のファンは「チケットを譲ってくださる方」と書かれたプラカードを持ち、BIGBANG公演を見たいという熱意が感じられた。高い競争率を勝ち抜きチケッティングに成功した観客はBIGBANGを象徴する王冠棒を手にし、オリンピック体操競技場を黄金の光に染めた。
この日赤いチェック柄の衣装を着てステージに立ったBIGBANGのメンバーは『Haru Haru』『Blue』『Bad Boy』を次々と披露し、コンサートの強烈な初公演を飾った。特に観客は『Bad Boy』のステージでメンバーのグルーヴ感のある動き1つにも熱いエールを送った。
BIGBANGメンバーは各自紹介をし、コンサートに来た観客に挨拶をした。V.Iは「私たちに会いたかったですか?V.Iです」と彼特有の愛嬌あふれる挨拶をし、SOLは「僕はだれだ?」と聞き雰囲気を盛り上げた。
『ガラガラ Go』のステージでBIGBANGメンバーは公演場の外郭にある円形のムービングステージに立ち視線を圧倒した。ダンスブレーキングではBIGBANGメンバーはビットに合わせ自由に踊り公演を楽しむ姿を見せた。『HANDS UP』では中央舞台にある鉄材の構造物に乗りダイナミックなステージを繰り広げた。
BIGBANGは個人活動においてもファンから広く愛されている。それに応えようとこの日コンサートでも各自の魅了を見せ付けるソロ舞台が続けられた。この日、公演でブラックスーツを着てステージに立ったV.Iは『Let‘s Talk About Love』『GOTTA TALK TO YOU』を相次いで歌った。特に、『Let‘s Talk About Love』のステージでは女性ダンサーとのカップルダンスを見せるなど、熱狂的な舞台で汗を流し成熟した男性の魅力を見せつけた。
ホットピンク系列のスーツを着て登場したD-LITEは、中央舞台と突出舞台を行き来しながら『Wings』を熱唱した。「皆一緒に飛んでみましょう」という彼の楽しい声の一言に観客は黄金の棒を振りながらリフレインを共に歌った。彼は「舞台で久しぶりに韓国語で話す。韓国での舞台を待っていた。本当に幸せだ」と韓国ファンに会って感じた胸に溢れる喜びを伝えた。それに続き日本ソロ曲『Joyful』のステージを披露した。日本活動曲とは信じられないほど大勢の観客はリフレインを一緒に歌いコンサートを楽しんいた。
SOLはソロステージで『私だけを見つめて』『Wedding dress』を熱唱し、魂を込めて歌を歌う彼の姿に観客は「ドン・ヨンベ」を連呼し歓声を上げた。その次のステージは一年間たくさんの声援を受けた『Ringa Linga』。SOLは、ダンサーとともにパワフルなダンスを踊り客席を興奮させた。歌がハイライトに入るとSOLはスタンディング席に下りていく驚きのファンサービスを行い、観客とともにコンサートを楽しんでいた。
G-DRAGONは『CRAYON』で自信のソロ舞台の始まりを知らせた。強烈なイメージのヒョウ柄のファージャケットを着て登場したG-DRAGONは『CRAYON』が書かれたタオルを振り、カリスマ溢れるステージを披露した。「楽しいですか?そう見えないですけど?」と口を切ったG-DRAGONは、「2014年になってもう1ヶ月が経ちました。2013年は非常に「曲がって(Crooked)」いました。まっすぐに生きようと決心しましたが、皆様の熱いご声援にお応えしてもう一度この場で曲がってみます」と巧みなフレーズで次のステージ『Crooked』を紹介した。昨年、日本でソロツアーを成功裏に終えた彼は一層成熟した舞台マナーやパフォーマンスで観客の注目を集めた。
ソロ舞台の最後を飾ったT.O.Pは昨年「Mnet Asian Music Awards」で着用し話題となった大型マイクを背に負ってステージに登場した。T.O.Pは特有の余裕のある表情や太い声で『Turn It Up』『DOOM DA DA』を熱唱し、セクシーカリスマの真価を見せつけた。最高潮を見せたT.O.Pの強いラップとその時に上がった花火に観客は興奮し公演場は観客のエールに包まれた。
この日の公演の醍醐味は、何より5人揃って立つステージだった。「9年前、BIGBANGは生まれたとき出した歌」だと次のステージを紹介したBIGBANGメンバーはデビュー初め頃に発表した『A Fool Of Tears』『BIGBANG』『Shake It』ステージを見せた。自分のスタイルに合わせてダンスを踊る今のBIGBANGのスタイルとは異なり思い出の「刀群舞(完璧に踊ったダンス)」に観客は熱い反応を見せた。
ステージを始める前にD-LITEは「そのときあまりにも練習にはまっていて、朝起きてすぐ踊れるほどだった」としデビュー始めの頃を振り返った。思い出の舞台の後、BIGBANGの歴史を盛り込んだブレイク映像が流れた。観客は映像の中で使われた歌を共に歌ったりバラエティー番組に出演した映像をみて熱い反応を見せた。
BIGBANGメンバーは『Tonight』『Feeling』『Last Farewell』でパフォーマンス帝王らしいステージを披露した。『Fantastic Baby』でこの日の公演の最後を熱く飾った。SOLは「久しぶりに韓国ファンの前に立つ3日間ずっと幸せだった。日本ドームツアーのため準備したコンサートだったが、韓国ファンに対する思いがさらに大きくなった。一日も早くファンの皆様とたくさんの時間を過ごしたいのでBIGBANGのアルバム作業に取り組んでいる」と感謝の言葉を伝え、次回を約束した。
G-DRAGONは「夏です」と言葉を初め「個人スケジュールと平行して頑張ってフルアルバムを準備し、皆様が好きな完全体の姿でカムバックします。皆様が誇りに思える歌手の姿をお見せします。皆様と同じ時間を共にできて幸せでした。今日来てくださった皆様ありがとうございました」と今年の夏BIGBANGのフルアルバムを予告し、最後の挨拶を伝えた。
本BIGBANGのソウル公演は、これまで完全体の姿を待っていたファンにとってギフトセットのような公演だった。音楽、パフォーマンス、衣装、舞台演出など完璧なステージで観客を感動の渦へと巻き込んだ。また、メンバーのユモア溢れるフレーズや物まねは観客を楽しませた。息をつく間もない程の多彩な公演や1万2千人の観客と1つになった姿は、9年間築いてきたBIGBANGの底力を実感させた。「韓国ファンの歓声が待ち遠しかったです」と叫ぶBIGBANG。2014にはどのような歴史を作っていくのか期待が寄せられる。
2014. 1. 27.