テレビで見る特定事務所のアイドルグループの誕生、YGエンターテインメントの凄さ

2013-08-21 12:57 pm
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【서울=뉴시스】이재훈 기자 = 「私が人気を得る曲を作ると言って、人気を得たことはあまりありません。もし、ヒット曲を作る公式があればもっと楽だったと思います。YGの音楽を愛してくれるファンが集まって、今のYGに成長したのだと思います。なので一度は、その選択を大衆に委ねてみたいと思いました。両チームの実力にそれほどの差はありません。私もはっきりと判断できないときには知人や周りの人に訊くのですが、今回はそれを大衆に訊いてみたいと思ったのです」

視聴者の判断によって新人ボーイズグループ「WINNER」を選ぶ、サバイバル番組「WIN」を披露するYGエンターテインメント(以下、YG)のヤン・ヒョンソク(44歳)代表プロデューサーは、20日に行われた制作発表会でこのように述べた。

「WHO IS NEXT」の頭文字を取った「WIN」は、ワールドスターPSY、韓流グループ「BIGBANG」や「2NE1」などが所属しているYGが事務所設立15年で初めて、デビューするチームの選択をファンに任せるという番組である。数年間、YGのトレーニングシステムを経た11人の練習生がAとBの二チームに分かれて競争を繰り広げる。最終的に勝ったチームは「WINNER」というチーム名でデビューする。

Aチームは平均年齢が20歳で、Mnetの「スーパースターK2」出身で、最近歌手として正式にデビューしたカン・スンユン(19歳)とSBS「K-POPスター」出身のイ・スンフン(21歳)をはじめ、リーダーのソン・ミンホ、YGのベテラン練習生キム・ジヌ(22歳)、Aチームの末っ子ナム・テヒョン(19歳)の5人組み。

そしてBチームは平均年齢が17歳の、歌手MCモンのヒット曲「インディアンボーイ」で12歳のラッパーとして活躍したB.I(17歳)と「K-POPスター」出身のク・ジュンフェ、Bチームの年長者キム・ジンファン(19歳)、米国ニューヨーク出身のボビー(18歳)、ボーカルのキム・ドンヒョン(16歳)、ソン・ユンヒョン(18歳)で構成された6人組である。

両チームは、1週間に1回、計10回分が放送される番組で3回の対決を行う。ここで勝利するチームは、100%視聴者の投票によって決まる。ヤン・ヒョンソク代表やYGの所属アーティストらもこの対決において、色々なアドバイスをする。

認知度のあるメンバーが属しているAチームが有利に見えるが、ヤン・ヒョンソク代表はまだBチームのほうが競争力があると見ている。「AチームがBチームを恐れています。この番組の見所の一つです」と伝えた。

カン・スンユンは既にソロ歌手でもある。「カン・スンユンと契約して、ソロとしてだけデビューさせようとしたのであれば(SBS『K-POPスター』)、イ・ハイのようにデビューさせるのが正しいです。契約した当時、カン・スンユンの人気は肌で感じられるほどでしたので」とし「しかし、カン・スンユンが見せるイメージは他の事務所でも活かせるものでした。そこで私はそのうち25%だけを認め、カン・スンユンが持っていない75%を探したかったのです」と話した。「ダンスのうまいカン・スンユン、ロックだけでなくラップやR&Bを歌うカン・スンユンを見たかったのです。カン・スンユンがロッカーとしてデビューするのであれば、あえてYGに入る理由がありません。彼は既にシングルアルバムをリリースしましたが、私が考えるにカン・スンユンはこれからが本番だと思います」

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AチームとBチームの違いについては「Aチームはみんな背が高く、Bチームはまだ歳が若いので背が低いこと」だと笑った。「BIGBANGも背が高いグループではないので、Aチームは初めて構成するグループだと思うほどすらっとしてますね。Bチームは音楽面ではヒップホップ、Aチームはラップをするイ・スンフンもいますが、ヒップホップグループというよりは多様なジャンルをこなせるポップグループです」

既に気に入ったメンバーもいるという。「Aチームでは才能あふれるカン・スンユンと、リーダーのソン・ミンホ。BチームではB.Iとボビー」を挙げた。しかし、日頃練習生とは距離を置いているヤン・ヒョンソク代表は彼らのプライバシーについてはよく知らないとのこと。BIGBANGと2NE1も「リアルドキュメントBIGBANG」と「2NE1 TV」などテレビのリアリティ番組を通じて先に有名になったことを思い浮かべながら、「私もファンの皆さんと同じく、メンバーのプライベートで内密な姿を見れるということが楽しく思えたのがきっかけでした。今回の番組でもプライベートに近づけるようで期待しています」と述べた。韓流グループ「BEAST」のメンバーチャン・ヒョンスン(24歳)は以前、この番組を通じて人々に知られるようになったものの、最終的には苦杯を嘗めた。

YG、SMエンターテインメントと共に3大芸能プロダクションとして有名なJYPエンターテインメントのプロデューサーパク・ジニョン(41歳)はこの日、映像を通じてヤン・ヒョンソクが自信があるので二チームを表に出したのだと推測した。

ヤン・ヒョンソク代表はこれについて「正解」だと答えた。「AチームとBチームの実力の差が顕著なら、失敗します。外部から見ると、人気が出るのに何故3~4年を待てないのかと思いがちですが、そういう考えを覆したいという気持ちもありました」と語った。

練習生としての期間は、長ければ長いほど良いと思った。「デビューをすると、実際練習する時間がそれほど多くはありません。最近のように、海外に行くとなればなおさらです。BIGBANGと2NE1も5年間練習したのが、それが今も良い影響を与えています。正直、このA、B両チームともどこに出しても恥ずかしくないですね。しかし、脱落者が出なくてもチーム解散になるかも知れません。負けたチームが直ぐデビューするということはないでしょう。人々を欺瞞したり騙したりはしません」

同じ所属事務所で練習生として共にトレーニングを受けた彼らを対決させるというのが、過酷であるという指摘もある。「酷だとも思えますけど、負けたチームのメンバーであるとしても番組を通じて自分を知らせることができるので、人気が出ると思います。『K-POPスター』では、私に似合わない天使のようなイメージを見せたのですが、今回は『なんであんなに酷くするんだろう』と思うかも知れません。YGに属している、私の子どもたちには天使ではありませんので」

優勝チームはYGでBIGBANG以来、8年ぶりにデビューするボーイズグループとなる。「これまでYG、BIGBANGに変化がありました。会社の規模が大きくなり、世の中も変わったのです。YGがJINUSEAN、1TYMなどヒップホップ専門の事務所からメジャーとして成長することができなのはBIGBANGのおかげです。BIGBANGを作る当時、最高のアイドルを生み出したいという思いがありました。WINNERは今後YGの8年の責任を担うチームになると思います」

新鮮な企画ではあるが、結局は「BIGBANGの普及型」を作るのではないかという懸念もある。「大衆がそういう風に考えてしまえば、どれほど人気があるとしても、個人的にそれは失敗だと思います」と答えた。「YGでは今まで、どのチームもイメージが重なったチームはいませんでした。メンバーの数も皆異なりました。私個人的な傾向であり、YGの傾向でもあります。しかし、今回の企画がBIGBNAGの普及型という認識を持たせることになれば、それは作戦失敗ですね。私が解くべき課題です」

しかし、BIGBANGは本人が作ったのではないと強調した。「今回のV.Iのニューアルバムにも私は参加しませんでした。私は単に、そばでよい方向に導けるようアドバイスをする人」だということだ。BIGBANGも2006年にデビューした当時は、あまり人気を得られなかったということについて触れた。「デビュー1、2年が過ぎ、『LIES』で人気を集め始めました。その前までは、他の作曲家が作った曲を歌ったのですが、『LIES』はG-DRAGONが作ったということで話題となったのです。『WINNER』も絶対に私が作らないと心がけています。ああだ、こうだ、言わずに彼らが自ら発見できるようにしたいのです。それがYGの競争力です。個性を尊重するというのが、YGならではのカラーです」

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当初、年内に「YG型少女時代」を先にデビューさせる予定だった。「正直、『少女時代』のようなガールズグループを作りたかったのは事実です。外見も綺麗で、実力もあるグループを求めるのは、人として基本的な傾向です。しかし、JINUSEANやBIG mamaもそうでしたが、外見よりは才能を見るのが私のスタイルだと思います。少女時代が羨ましかったのだと思います。あんなに綺麗な子達がヒップホップ、YGの音楽を歌えばどうだろう、という思いがありました。Wonder Girl’sを見たときもそう考えたのですが、時間が経つにつれなくなりました」

綺麗だから選んだのに、持っている才能が足りなかったので数十人のうち6人だけが残ったのだ。「まだ、結論が出たわけではありません。慎重に考えているのですが、ガールズグループの場合、早ければ年内にデビューすることもあり得ると思います」

23日から、毎週金曜日夜10時にMnetで放送される。実は、地上波で放送される予定だった。「考えていたのはSBSでした。しかしYGが制作したので、誤解が生じる可能性もあると思ったのです。いくつかの制約もありましたし。地上波の審議を経るよりは、ありのままの姿を見せる方が良いと判断したのです。Mnetでゴールデンタイムに指定してくれたのも有利だと思いました」

「WIN」は9月17日から、海外STAR TVケーブル系列のチャンネルとチャンネルV、FOXケーブル系列のチャンネルMを通じて、香港、シンガポール、タイ、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、モルディブ、マカオなどアジア10ヵ国でも放送される。中国では、中国最大の動画サイト「Youku(ヨウク)」で放送される。9月中旬からは、Arirang TV(アリランテレビ)を通じて、188ヵ国で放送されるよう協議中でもある。また、BIGBNAGのリーダーG-DRAGON(25歳)の新曲『LET’S SHAKE THE WOLD』がこの番組のイントロ曲として使われるという。

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