[直撃インタービュー]ヤン・ヒョンソク代表“G-DRAGONと共に仕事出来る私が光栄”

2013-03-24 10:20 pm
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BIGBANGのリーダーであるG-DRAGONが22日の夜に放送されたSBSの芸能番組“サンキュー”に出演し,最高の師匠であり,所属事務所であるYGエンターテインメント(以下,YG)のヤン・ヒョンソク代表プロデューサーを“僕に最も大きな影響を与えた方”だと述べた.G-DRAGONの虚心坦懐な話しに“サンキュー”が放送されてからの反響は大きかった.それでは,G-DRAGONの話を聞いたヤン・ヒョンソク代表はどんな気持ちだろうか.放送翌日の朝,早々に‘モンスター新人’イ・ハイの初フルアルバムの発売を控え徹夜で作業をしていたヤン・ヒョンソク代表が電話インタビューに応じてくれた.

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インタービューの内容について話す前に,ヤン・ヒョンソク代表とBIGBANG,そしてG-DRAGONとの関係について少し説明しよう.BIGBANGはYGの看板アイドルグループで,YGを世界的な音楽事務所に成長させた最大の貢献者とも言える.ヤン・ヒョンソク代表が6年という長い歳月をかけてメンバーの抜擢から訓練,デビューに至るまで全てのプロセスを陣頭指揮を取って作り上げ,成功させたグループなのだ.作曲家としても活躍しているG-DRAGONは10代初めという幼い頃に,弘大(ホンデ)のインディー舞台で頭角を現し,早くもヤン・ヒョンソク代表が抜擢し,彼の天才的な能力を発揮できるように道を開いた.彼はヤン・ヒョンソク代表の愛弟子であり一番弟子なのだ.
ヤン・ヒョンソク代表に‘サンキュー’の放送を見たかと聞くと,“作業の真っ最中だったのでちゃんとは見れませんでした.G-DRAGONがそんな風に話してくれたなんて,ありがたい限りです.私としても彼はYGファミリーの中で最も大切な存在”だとし,G-DRAGONに対するありがたい気持ちを述べた.

G-DRAGONについて語るとき,彼の声から深い愛情を感じることが出来た.一体,二人はどんな関係なのだろう.“その理由は,G-DRAGONがBIGBANGメンバーの中でも,最も幼い頃(13歳の時)にYGに入り10年以上私と絆を築いてきたからだと思いますね.G-DRAGONはYGの事務所と音楽スタジオに一番頻繁に姿を見せる歌手なので私と一番よく話す子でもありますしね”

過去,ソテジワアイドゥルのメンバーとして韓国歌謡界の最高のスターに輝いたヤン・ヒョンソク.その後,40代半ばにYGを有数の音楽事務所として築き上げた最高経営者の位置に立っている彼だが,昨年SBSの‘ヒーリングキャンプ’に出演し“友達があまりいない”と語った.弱肉強食の法則が適用される芸能界の競争で,目が回るほど忙しく生きてきたからだと言えるだろう.しかし彼は,今回のインタビューで“実際私にとって友達といえる人は,一番頻繁に話しているG-DRAGONと1TYMのメンバーでありYGのメインプロデューサーとして成長したTEDDY”だとし,彼らに対する強い信頼感を表した.
しかし,ひたすら温かく気楽な友達のようにG-DRAGONを接してきたわけではないということは明らかだ.G-DRAGONは放送で“社長は僕たちにできる一番酷いことを言うんです.でも後々考えてみるとそれが僕たちを強くさせていました.僕には‘YGの悪の根源’だと言った事もあるんです”と述べた.幼いころにトップスターとなり,物議を醸したり,悪い道に進むのではないかと心配しながら,叱るときにはきちんと叱るヤン・ヒョンソク代表の師匠の姿を思い浮かばせる話である.

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それでもBIGBANGは何の問題もなくYGとの再契約を終えた.お互いの信頼関係がどれほど強いか実感できる.G-DRAGONは”後で知ったことなんですけど,社長は僕たちにはそう言いながらも他では僕たちをすごくほめてくれるそうです.時間が経つとほめてくださったということが僕たちの耳にも入ってくるんですけど,それはすごく力になりましたね”と語った.ヤン・ヒョンソク代表に会って見た人たちは皆知っているだろう.彼が会社の外ではYGファミリーにどれほど愛情を持っているのかを.

ヤン・ヒョンソク代表との夜中のインタビューはまだまだ続く
“私がG-DRAGONに愛情を抱いているもう一つの理由は,舞台の上ではカリスマ溢れて,無愛想なイメージがありますが,そんな姿とは裏腹に舞台の外では謙遜で,礼儀正しいということを知っているからです.”サンキュー“が放送される前に,あるスタッフが椅子を直接運んでいたG-DRAGONの姿をSNSにアップしたように,トップスターになってからも事務所で作曲家や先輩と何か食べるとき,進んで片づけたりする子なんです”

インタビュー時間が増えるにつれ,G-DRAGONに対する褒め言葉も増え続けた.“G-DRAGONの本当にすごい所はアーティストとして‘クリエイティブ’であるということです.G-DRAGONはこれまでBIGBANGの全ての曲の作詞・作曲に参加したんですけど,音楽を聴いてその場でメロディーと歌詞を付ける能力は本当に恐ろしいほどです”
また,自己管理にも努力しているという.“ファッショニスタとしても有名なG-DRAGONは,舞台でだけでなく過去10年間,事務所に来るときも1度も同じ服を着てきたことがないんです.それで私は,ファッショニスタとして彼が持っている芸術性と地道な努力を高く評価しています.私も忙しい時には同じ服で2・3日も過ごすことが多いのにG-DRAGONはここ10年間たった1度も同じスタイルで事務所に来たことがないので”
ヤン・ヒョンソク代表は“トップスターになると,何もかも自分で全部やろうという欲が芽生えたり,過度に自身を持つケースが大半なんですけどG-DRAGONは音楽以外で自分がよく知らないことに関しては私を信頼し,付いてきてくれるので本当にありがたいですね”と改めてG-DRAGONへの愛情を表した.

ヤン・ヒョンソク代表とのインタビューの最後もG-DRAGONへの愛情の言葉で締めくくられた.“(G-DRAGONは)私にとって弟または息子のようです.そんな彼を常にそばで見守れるスタッフの一人であり,素晴らしい才能を持っているアーティストと共に仕事が出来るというのは本当に光栄だと思ってます.‘G-DRAGONのような歌手が韓国の歌謡界に再び現れるだろうか’と思うくらい多彩な才能に溢れていると思いますね”
果たしてヤン・ヒョンソク代表にこれほど賞賛される歌手が韓国内にまたいるだろうか.