「金匙箸」?、それでは説明不可能なTREASUREの出発
[데일리안=박정선 기자] 「こういう反応?とんでもない。本当かと思った」
韓国では親の財力や能力のおかげで、なんの努力と苦労もせず豊かに暮らせる恵まれた子供を「金匙箸」と呼ぶ。デビュー前、結果だけを見たら、実際新人グループTREASUREも「金匙箸」と言える。YGエンターテインメント(以下、YG)の新しいボーイズグループというタイトルだけで、19か国のアイチューンズソングチャートで1位にランクインするなど、デビューすると同時に、異例の成績を出して注目されている。
しかし、その詳細を見ればただ「金匙箸」だから出せた成績ではない。長い練習期間を経て、昨年はじめ放送されたYGのボーイズグループ結成プロジェクト「宝石箱」を通じて結成された後、数回デビューが延期され、「デビュー」という共同目標に向けて、彼らは一つになって練習に励んだ。不安と焦りを感じる状況でもメンバーたちは前向きに準備してきた。
「デビューが遅くなったが、逆に準備できる時間が増えたと思える。むしろ、その時間の間チームワークをさらに固められたと思う。それぞれ自己啓発もできた。デビューという目標だけ思いながら練習したが、いざデビューしてみるともっと視野が広くなったと思う。第一歩を踏み出したから、これから成長する姿を見せたい」
TREASUREは平均年齢が19歳で、リーダーのCHOI HYUN SUKやJIHOONをはじめ、BANG YE DAM、YOSHI、JUNKYU、MAHIHO、YOON JAE HYUK、ASAHI、DOYOUNG、HARUTO、PARK JEONG WOO、SO JUNG WHANで構成された。グローバル活動を念頭に置いたグループであるだけに、外国人のメンバーも多数含まれてるが、そのおかげで日本などでも彼らのデビューに感心を持っている。特に、日本の6大スポーツ紙や地上波放送では「TREASUREの世界舞台」というヘッドラインで彼らのデビューニュースをクローズアップした。
「デビュー前から注目されたのも負担と考えるより、もっと熱心に頑張れるきっかけと思った。僕たちへの大衆の期待を失望に変えたくなかった」
複数のメンバーたちは初舞台以降「準備したほど披露できなかった」と、惜しい気持ちを表したが、長い時間一緒に練習してきた彼らは強烈な群舞も簡単にこなした。注目すべきところは、これまでYGはたくさんのアーティストを出しながらはっきりした事務所の色を表してきたが、今回TREASUREの色は少し異なる。
「私たちのグループが新しいYGスタイルの始まりという点ですごく嬉しかった。それほど、内部プロデューサーたちが力を入れてくださったと思う。YG特有の色を完全になくしたわけではない。敢えて説明すれば、YG色にプラスアルファ?私たちのチームだけが見せる「少年美」が加わったと思う」
独特な点は、12人のメンバーを引っ張る「リーダー」が二人であること。CHOI HYUN SUKとJIHOONがリーダーとなったが、長い練習生活で積んだ経験で、お互い頼りながらチームを引っ張っている。
「個人の実力より信頼して頼れるメンバーとともにチームを引っ張れることが本当にいいです。それぞれ見過ごす部分もあり得るが、そんな点をよくキャッチしてフォローしていると思う。おかげで心強い。リーダーたちの役割もあるが、メンバーたちがお互い頼りあっていると思う」
リーダー、CHOI HYUN SUKは、チームの最年少のメンバー、SO JUNG WHANに感謝の心を表した。彼は「JUNG WHANが練習を終えると、他のメンバーたちに大変ではなかったか、修正するところはないか、といつも聞いている。むしろ、年上のメンバーたちを応援して慰めていると思う」と言った。また、もう一人のリーダー、JIHOONも「いつも明るい表情で熱心に練習し、意欲的な姿を見せてくれて他のメンバーたちにプラスの影響を与えている」とほめあげた。
YGの話題性によって良い成績で出発したが、彼らは焦っていない。メンバーたちはお互い応援しあって「着々と成長していこう」という言葉を繰り返している。一生たった一回取れる新人賞に対する欲もあるが、メンバーたちはそれをめぐる競争より「自分をライバルに思って、内面的により固く成長すること」にフォーカスを合わせている。
「今回のシングルアルバムを皮切りに、年末まで連続的に新曲を発表していく予定。TREASUREだけの色を探すため、着々と成長していくのが僕たちの望みであり目標だ」
2020. 8. 12.