『YG TREASURE BOX』予測不能の展開、リアルサバイバルの真髄を披露

[한경닷컴=김나경 기자] サバイバルが半分以上進んだ『YG TREASURE BOX』がデビュー組入りのための本格的なバトルミッションに突入し、緊張が高まっている。
『YG TREASURE BOX』で行われるミッションや競演を見ると他のサバイバル番組とは明らかに違う部分が見えてくる。それは、トレージャーの表情だ。普通のサバイバル番組では、競争相手がパフォーマンスを披露するとき他の競争者たちは全員緊張とけん制の表情を見せるのがほとんどだ。しかし、『YG TREASURE BOX』はサバイバルからの緊張はあるが、他のトレジャーのパフォーマンスを一緒に楽しみ、応援するまるでフェスティバルのような雰囲気が演出されている。
それは、トレジャー28人が単純に「競争」相手ではなく、「デビュー」という共通の目標に向かったYGエンターテインメントで数年間一緒に練習してきた「兄弟」のような仲だから可能だという分析だ。そのため、デビュー組の合格と脱落という明暗が分かれる瞬間にも皆一緒にお祝いし、また慰めるという温かい雰囲気が自然と形成されている。
これまでのサバイバル番組には、いわゆる「悪魔の編集」と呼ばれる悪質な編集がいつもつくものだった。サバイバルの緊張感あふれるフォーマットに面白さを加えるためには特定のキャストのキャラクターを際立たせたり、キャストの間の葛藤構造を強調するのが視聴者の注目を集めるためだ。しかし、『YG TREASURE BOX』はそのような仕掛けがなくてもサバイバルの面白さを十分に生かしているという評価を受けている。
『YG TREASURE BOX』はトレジャー間の人間関係よりデビューに向かって全力を尽くして努力する練習生の汗と努力にフォーカスを当てている。いかに歌手になりたいのか、そしていかにデビューしたいのかなど、トレジャーの気持ちが伝わるインタビューや成長記に集中し、サバイバルとリアリティの面白さを十分に出している。
『YG TREASURE BOX』が他のサバイバル番組と違うもう一つの差別化ポイントは先が見えないデビュー組の構成だ。普通のサバイバルは徐々に優勝者の範囲が絞られ、優勝候補が浮かび上がってくるが、『YG TREASURE BOX』は半分以上進んでいる今もデビュー組の方向性が分からない雰囲気だ。
このような予測不能のサバイバルは練習生には結局「希望」を与えている。誰でもミッションを見事にこなせばデビュー組に入れ、逆転の主人公になれるという希望だ。
実際、これまで『YG TREASURE BOX』の放送内容だけ見ても分かる部分だ。練習生の中で最年少メンバーであるCグループのボーカルパク・ジョンウの急成長やデビュー組入りがそうであり、現在デビュー組に入ったハ・ユンビン、ソ・ジョンファンもそれを証明している。一方、当然デビュー組だと思われていたチェ・ヒョンソクやキム・スンフンが次々とデビュー組入りに失敗したことも結局リアルサバイバルであることを見せているのだ。
一方、21日放送される『YG TREASURE BOX』はハルト、キム・ジュンギュに挑戦する追加挑戦者の競演と共に2対2ユニット結成ミッション、そしてその結果初の脱落者が出ると予告され、注目が高まっている。2対2ユニットバトルミッションに挑戦する練習生の新しい動画評価が始まった中、特別評価団としてWINNERが登場し、評価結果にも関心が高まっている。
2018. 12. 20.