「YGと反対性向」…YANG HYUN SUKが明らかにしたBLACKPINKと2NE1の違い[総合]

2016-08-08 05:20 pm

[OSEN=선미경 기자]  「早くステージに立たせたい!」

YGの新人ガールグループBLACKPINKは8日午後ソウル江南区論峴に位置するモススタジオでデビューシングル『SQUARE ONE』発売記念ショーケースを開催した。同日デビュー曲『BOOMBAYAH』と『WHISTLE』のMVが初公開された中、YANG HYUN SUK代表が出席し、直接BLACKPINKの意味について説明した。

まずYANG HYUN SUK代表は「『K-POPスター』のときを除くと記者に会うことはあまりない。『K-POPスター』のときはあまり緊張していなかったが、今日はこの場に来るまで緊張していた。BLACKPINKの誕生日のような日だ。まだインタビューの時緊張すると思うので、皆のサポート役として私が隣に座らせていただいた」と挨拶し、気持ちを伝えた。

また、YANG HYUN SUK代表は新人ガールグループのデビューが遅くなったことについて「BLACKPINKのデビューを発表して約4年が経っている。YGのファンから寄せられている不満は所属歌手の新曲やアルバムの発表が他の事務所に比べ少ないということだ」と話を始めた。

また、「どうすればそれを解決できるのかとても悩んでいる。ファンが自分の好きな歌手が活動する姿をたくさん見たいと思う気持ちは十分理解する。だから毎日頑張っている。YGは大衆やファンを満足させる前に歌手やYGのスタッフ自らが満足してこそ結果物を出すシステムにシフトしている。20年前に比べるとYGは大きくなり、プロデューサーの数も増えたが、コンテンツというものは時間を決めて作って良いものが出来上がる確率が少なかった」と説明した。

YANG HYUN SUK代表は「結局YGと歌手が両方満足するコンテンツを出してこそファンの皆様にもご満足いただけるような気がする。自分が何を言われようが完璧なコンテンツを作りたいと思う。そんな意味でこんなに時間がかかってしまってBLACKPINKのメンバーに申し訳ないと思う。やっとデビューしたので活発的に良い活動を繰り広げていきたい」と付け加えた。

それについてJISOOは「デビューが遅くなったことについて私たちはきちんと準備が整ってからした方がいいと思ったので不安などは感じず楽しみにして待ってきた」と述べた。

最も多かった質問はやはりBLACKPINKと2NE1の比較だった。YANG代表は「わざと意識して違うグループにしようと努力したわけではない。2NE1のときも同じだったが、YGが持っている特性や音楽というものがあるので。YGらしく一番うまく作ったのがこの新しいガールグルプではないかと思った。わざと2NE1を意識したわけではない」とし、「同じ服を着ても人によってその雰囲気が違うように7年前に誕生した2NE1とは顔も声も違うので『最もYGらしいガールグループにしよう』と思った。最高に良いコンテンツを作ることを目指した」と所信を明らかにした。

JISOOは「やはり同じ会社の2NE1先輩たちとはよく比べられたりした。2NE1は私たちにとって大先輩なので本当に憧れの存在だ。比べるよりは先輩たちのようになりたいと思う」と述べた。JENNIEも「数年間一緒に住んで24時間一緒に練習しながらお互いを一番よく理解し、ダンスや歌もたくさん準備し、練習した。これからお見せしたいことがたくさんある」と付け加えた。

YANG HYUN SUK代表はBLACKPINKに対し、大きな愛情を示した。同氏は「皆を早くステージに立たせたい。ステージの上に立つとBLACKPINKのことが完璧に説明できそうだ」とし、「私は人をあまり褒めないことで有名だ。褒めなかった分、皆がうまくできるのか自分自身がもっと緊張する。しかし、練習過程を見ていたのでうまくできると信じている。時間を頂ければ大衆が満足できるような、最短で1ヶ月、最長1年くらいあれば皆さんにもBLACKPINKが2NE1とは違うということはお分かりいただけるはずだ」と述べ、自信を表した。

同日ショーケースでは『BOOMBAYAH』と『WHISTLE』のMVも初公開された。まず公開された新曲『WHISTLE』は夢幻的な魅力を最大化した曲だ。808ドラムサウンドがとても印象的な曲だが、ラップとボーカルの絶妙な境界と調和が強烈な印象を与える。4人のメンバーの個性を生かした曲でMVも感覚的かつ洗練された映像美が印象的だ。

また、『BOOMBAYAH』のMVも公開された。ユニークかつリズミカルなラップが耳に残る曲だ。ドラムビートが強烈な印象を与え、『WHISTLE』よりはもっと大衆的で盛り上がる雰囲気を演出した。堂々としていてカリスマ溢れるBLACKPINKメンバーの魅力が際立つ曲だ。

BLACKPINKが話題を呼んだのはYG所属のアーティストだということもあるが、可愛いルックスのおかげでもある。ルックスと実力を併せ持つ新人であることで注目を集めた。それについてYANG HYUN SUK代表は「YGは主流とは逆方向にいく傾向があった。BLACKPINKはそのようなYGの性向とは反対のグループにしたかった。これまで一度もトライしたことのない。ルックスも実は重要だ」と話を始めた。

YANG HYUN SUK代表は「BLACKPINKは第一に実力を見てルックスも考慮した。 20年間ひとつのパターンを貫いてきたが、今回は何が違うのかというと、実は数年前に「ルックスに実力まで備えているといいな」という話をしたことがある。可愛いだけじゃない。しかし完璧な人ってあまりいない。可愛くて歌もダンスも上手な人はあまりいない」とし、「BLACKPINKのコンセプトを決めてメンバーをそろえるのに時間がかかってしまった。2NE1とBig Mamaのときとはまた違う。これまでやったことのないことにトライしたかった。音楽まで可愛いコンセプトにはしたくなかった。YGの音楽的な特性を維持しながらルックスは異なるチームにしたかった」とその理由を明らかにした。

2NE1と同じ4人組ガールグループである理由についてもYANG代表は「多くのメンバーの中でこの4人が一番仲が良かった。それが一番大事だ。お互い仲の良いメンバーが一番大事だと思う。4人で月末評価を受けたことが多かった。その映像と全体的な感じを見ていいと思った。数多くの練習生がいるが、あえて5~6人組ではなく、仲の良いメンバーだけで構成した」と説明した。

BLACKPINKの今後の活動方向については「アルバムはすでに出来上がった。2年前から準備したので8曲くらい完成した。MVももう1曲撮影した。まだメンバーのことを知らせる時間が必要だと思う。次に2曲をまた発表するのかアルバムを発表するのか正直まだ分からない」とし、「BLACKPINKを早くステージに立たせたい」と強調した。

JISOOは「7年ぶりにデビューするガールグループという話が多くでてきて私たちにもプレッシャーになったが、一生懸命頑張ってなるべく完璧な姿を見せるため頑張っていきたい」とし、「事務所の先輩たちに恥をかかせないようライブパフォーマンスやダンスも練習して完璧な姿をお見せしたい」と覚悟を決めた。

最後にYANG HYUN SUK代表は「ガールグループをあまり作らないYGがガールグループをローンチしたので負担を感じる。2NE1の活動が厳しい空白期間にBLACKPINKがYGの代表走者として前面に出た状況だ」とし、「心血を注いだ。成功を祈っている。また最善を尽くしてサポートしていくつもりだ。まるで小学校の入学式に来たような気分だ。すぐ慣れてこれからもっともっと上手になれると信じて見守っていただきたい」とBLACKPINKのことを応援した。

2NE1を意識せず、一番よく似合う服と音楽で作られたBLACKPINK。厳しいYANG HYUN SUK代表が「早くステージに立たせたい」と何度も強調しただけに、これからのびのびと成長するYGの末っ子の活躍が楽しみである。

2016. 8. 8.