iKON君たちまで!YGの「音源掌握」現在進行型

2015-09-20 10:40 am
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[OSEN=손남원 최나영 기자] 音源に関しては太刀打ちできる者がいない。YGエンターテインメント(以下YG)が2015年にも国内外の音源市場の最強者の座を強固に守っている。YG所属のミュージシャンは以前から音楽番組への出演を最小限にとどめていた。ファンと直接触れ合う音源やコンサート、そしてネットの生放送に集中するためだ。そのようなYGのこだわりこそ今の音源パワーを作ったも同然だ。

YGの新人グループiKONは20日午前現在デビュー曲『MY TYPE』で6日目主要音源チャートでトップの座を守っている。アイドルのiKONであり、ロングランの「アイコン」としてプレゼンスを高めたのである。最初の一歩を踏み出したばかりのヒップホップ青春たちが最強ファンダムを有する『無限挑戦』や『SHOW ME THE MONEY』など人気バラエティ番組の音源との戦いで勝ち抜いたのも素晴らしい成果だった。トップ歌手も『無限挑戦』や『SHOW ME THE MONEY』の音源パワーに気圧され、トップ10入りを果たせなかったのが現実であったためだ。

『MY TYPE』のこのような成果は同曲がiKONが新人グループとして本格的な活動を始める前に発表した「ワームアップ」シングルであり、まだMVを公開したことを除くとこれといった活動がなかったことを考えるとさらに驚くべき記録である。

iKONまでこんなに大きな成功を収めるとは音楽業界の関係者も予想できなかったことだった。YGがJINUSEAN-BIGBANG-PSYなど既存トップスターだ大ブームを巻き起こすとは予想していたが、iKONがそれ以上の活躍ぶりを見せるとは想像もできなかったことである。

今年YGのアーティストラインナップの中で初出撃したJINUSEANは今年の4月、11年ぶりに新曲の『Tell me one more time』を公開し、各種音源チャートで1位を達成し、好調なスタートを切った。

その後グループBIGBANGの長期カムバックプロジェクトも始まった。今年の5月から『MADE』アルバムプロジェクトを展開して来たBIGBANGは毎月新曲を発表し、チャート総なめと共にロングランを記録してきた。『LOSER』、『BAE BAE』、『BANG BANG BANG』、『WE LIKE 2 PARTY』、『IF YOU』、『SOBER』、『LET‘S NOT FALL IN LOVE』、『ZUTTER』がこれま発表された曲だ。まったく異なるジャンルであり、それぞれ個性を有するこれらの曲は音源チャートで強い音源パワーと共にロングランパワーを示した。

グループWINNERのソン・ミンホも大活躍した。Mnet『SHOW ME THE MONEY4』で準優勝にとどまったが、音源では彼が勝者だと言っても過言ではない。ソン・ミンホがZICO-PALOALTOチームで参加した音源『亀甲船』、どうしても言えなかった、しかし言いたかった自分の素直な気持ちを淡々と語った『Fear(Feat.SOL)』、そしてロック歌手のように爆発的なパフォーマンスを披露した『MoneyFlow(Feat.ZICO)』、小さい頃から一緒だった兄弟のような音楽的同僚ZICOとの抜群のケミが際立った『Okey Dokey』などは『SHOW ME THE MONEY4』音源の人気ブームをリードした。

『SHOW ME THE MONEY4』と共にバラエティ音源のパワーを見せつけた『無限挑戦』歌謡祭の音源でもYGはチャートのウィナーだった。『無限挑戦嶺東高速道路歌謡祭』の音源は瞬く間に音源チャートを掌握し、その中でもファン・グァンヒ(ZE:A)-SOL-G-DRAGONで構成されるファンテジの『マプソサ』は大きな人気を博した。同曲はYGエンターテインメントの所属プロデューサーTEDDYとG-DRAGONが共同作業したヒップホップダンス曲であり、耳に残る盛り上がる曲だ。

その一方、Tabloは思索的なラップを盛り込んだJoey Bada$$とのコラボ曲『HOOD』でチャートを掌握した。

公式カムバックだけを考えると8月は事実上YGにとっては休憩期間と言えるが、皮肉なことに8月はYGの音源が最も目立っていた。「歌手の立つ瀬がない」との不満の声が出てきてもおかしくない音楽業界でトップ10内にYG所属のアーティストの曲が6曲もランクインされたのである。

このような熱い8月が終わってやってきた9月はまさにYGの会心の月である。デビュー前から強力なファンダムを抱えるiKONが15日にデビューし、先公開曲『MY TYPE』で音源チャートで1位を総なめしている。ファンダムを乗り越えたその破壊力はもはや新人のものではない。これから次々とカムバックするアーティストはこのようなYGの音源に対するこだわりにさらに火をつけると予想される。

放送の恐ろしい影響力が大きな役割を果たしたのは事実だが、大衆性に芸術性を加えたのではなく、芸術性に大衆性を加えたYGエンターテインメントならではの音楽スタイルがこのような結果の原因だという分析が出ている。YGは大手芸能事務所でもあるが、ヒップホップをベースにした会社であるため可能な活躍でもあった。そこにヒップホップレーベルのハイグラウンドまで立ち上げ、会社として作り出せる音楽的スペクトラムを広げたのも一つの要因だと見られる。

2015. 9. 20.