[This is it]G-DRAGONのSNS活用法

2014-02-18 03:47 pm

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[네이버 연예ㅣ강명석] 「ツイッターは人生の浪費だ」と語ったマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン前監督の話はSNSに関する最高の名言である。有名人は度々、SNSに何文字かを書き込むことでこれまで積み重ねてきたものを全て失う。但し、G-DRAGON(以下、GD)は例外だ。ツイッター260万、インスタグラム216万を超えるフォロアーはむしろ副次的である。彼のフォロアーの中にはファレル・ウィリアムス、リアーナ、リリー・アレン、トムブラウンなどがいる。ファレル・ウィリアムスはGDにダイレクトメッセージを送り、一緒に作業をしようとも話した。この事実について触れることだけでも、GDは世界のエンターテインメント業界が自身を注目しているということを証明できる。

2012年『ローリング・ストーン』誌はGDの曲『CRAYON』についてレビューし、2013年には米国の男性誌である『コンプレックス』、そして『FUSE TV』が彼をインタビューした。そして2014年『ハリウッド・リポーター』は彼を「10 Global Pop Icons」として選んだ。アジア人の中ではGDが唯一で、リストに名を上げた人の中には今年グラミー賞で「今年の歌」を受賞したロードもいる。レビューとインタビューを経てアイコン的存在として選ばれ、トレンドに気を使う人々が見る『コンプレックス』から最も大衆的なエンターテインメントメディアの一つである『ハリウッド・リポーター』へとメディアが変わった。

まだ、米国の大衆が知っているスターと言うのは誇張だろう。しかし、彼について取り上げるメディアの数も、その割合も増えているのは事実である。SNSにおけるGDのステータスは米国をはじめとする欧米での彼のステータスを象徴的に表している。一般の大衆はよく知らないかもしれない。しかし、欧米のPOP、ファッションアイコンらは彼と親しくなりたいと思っている。一言で「ヒップ」だと言えよう。GDは米国で今売れていたり、売れそうなものを探している「ヒップス」が好みそうな対象である。

GDがSNSを活用する方法は、『ハリウッド・リポーター』が多くのK-POPスターの中でなぜGDを「ICON」として選んだのかに対する端緒となる。GDがインスタグラムに掲載した写真を一覧の画面で見ると、まるでファッション誌の写真を集めたようである。世界を駆け巡り、コンサートを開くのが日常のトップスターの生活、シャネル首席デザイナーのカール・ラガーフェルドのような大物との出会い、リックオウエンスのようなデザイナーが直接プレゼントした衣装とアクセサリーの写真が、インスタグラム特有のトーンで掲載される。

GDは、世界で数少ないスターだけが見せることのできる日常をSNSを通じて魅力的に見せている。しかし、書き込みは短い。ツイッターには今向かっている国について触れたり、「昼と夜が…規則正しい生活しなきゃいけないのに」のような短い書き込みが全部だ。ファンのメンションにはほとんど答えず、たまに自分が同意する意見をリツイートする程度だ。誰もが知りたがる彼自身の素敵な日常は公開するが、無駄口は叩かず、大衆とは一定の距離を保つのである。

シャネルのオートクチュールに参加し、バルバラ・ パルヴィンが先に話しかけるような状況が200万を超える大衆の前で公開される。素敵な個々の日常を、GDはSNSを通じてそれをまるで『ヴォーグ』で作った「GDエディション」のように見せている。まるで雑誌の編集長のように、彼は自分の日常を信念を持って彼ならではの感覚で大衆に露出する。パーティ、セレブリティ、シャネルのような単語にすぐ反応する人々、そしてそれらについてよくは知らないものの関心を持っている人々。

GDのSNSは彼らに「Follow Follow Me」すべき対象となり、影響を与えている。『コンプレックス』はGDとのインタビュー記事を掲載しながら「世界最高のファッションブランドらは、G-DRAGONのスポンサーになるために長い間努力してきた」と触れた。GDがあるファッションブランドの服を着ている姿が公開されるとそのブランドのアジア市場での売り上げが急増したという事実も付け加えた。ある大手芸能事務所のプロデューサーは「アジアでハイファッションブランドを着たとき、売り上げに影響を与えられるスターはGDだけ」だと述べた。

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単にファッションセンスがいいというレベルの問題ではない。BIGBANGの日本ドームツアーは合計16回開かれ、約77万人の観客を集めた。ざっと計算しても1千億ウォンくらいの売り上げ達成が可能な規模である。これにはGDが1人で収めたワールドツアーの収益は含まれていない。昨年、世界のコンサート収益1位はBon Joviで2億5百万ドル(約2,170億ウォン)だった。韓国のミュージシャンがコンサートで海外でこのような売り上げを記録するのは何曲かのヒット曲だけでは不可能である。より広範囲な大衆に絶対会いたい存在にならなければ不可能なことだ。

GDのSNSから少しながらその方法を見て取れる。音楽、ファッション、パーティー、コンサート、旅行、友達が彼のライフスタイルに集まって、テレビ、雑誌、SNSを通じて常に露出される。つまり、今GDは「ヒップ」な存在だということだ。これほど2014年の世界エンターテインメント業界で重要なことはない。

GDが意識的にSNSを運営したとは思えない。そう簡単にできるものなら多くのセレブリティがツイッターで人生の浪費などはしなかっただろう。GDが持つ話題性は彼の音楽、ファッション、コンサートなどがあってこそ存在するものだ。ただ『コンプレックス』は、GDはもちろんアルバム制作に参加したプロデューサーと一緒に『COUP D‘ETAT』の全曲をレビューした。また、他の記事ではGDが好むファッションブランドについて直接説明した。GDと彼の所属事務所のYGエンターテインメント(以下、YG)が『コンプレックス』とのインタビューに積極的でなかったら不可能なことである。またGDは、ハードなスケジュールにも時間を割いてパリのファッションウィーク、特にシャネルのオートクチュールコレクションには参加した。

Museのマシュー・ベラミーがSNSでGD&T.O.Pのパフォーマンスについて言及した頃から、GDとYGは全世界に彼の存在を知らせることに積極的で、彼が欧米で「ヒップ」な存在として認識されるよう集中した。世界最高の音楽とファションのアイコン的存在であるファレル・ウィリアムスが仲良くなりたい人になるということには様々な意味が含まれており、それだけ全てのことをカッコよくしなければならない。GDはその過程をSNSで公開しながら自分自身を欧米でトレンドに敏感な人々が注目すべき対象にしている。

言い換えると、GDは「ヒップ」であり、それはせめて今までは自分の人生を見事にプロデューすした結果である。自分の進みたい道を知っていてその道に合う仕事に集中し、自分への他人の視線と自分に期待するものを知っている。そして結局、理想の自分になっていく。それは、SNSを上手に使うために必要なことでもあるが、現在SNSを通じて常に自分の姿を公開するセレブリティに必要な自己管理でもある。いい音楽を作り、上手な演技ができるのは基本である。スターになり続けるには、自分の人生全体を大衆に魅力的にデザインして見せなければならない。ゲームのルールはそう変わりつつある。

2014. 2. 18.