YGヤン・ヒョンソク代表「今年が勝負、毎日が月曜日です」[インタビュー]
[OSEN=손남원 기자] YGのヤン・ヒョンソク代表は昨年、カカオトークのキム・ボムス議長、「雪国列車」のボン・ジュノ監督、ロサンゼルス・ドジャースのリュ・ヒョンジン選手、「ジャングル万里」の作家チョ・ジョンレと共に韓国脳科学研究院が発表した「韓国代表パワーブレイン」に選ばれた。韓国音楽業界の3大芸能事務所のうち最も早いスピードで成長し、海外市場でも確固たる位置を築いたYGの代表として、彼の資質と努力が認められたと言えよう。
そんなヤン代表が新年には、もっとアグレッシブに仕事をしている。YGの代表プロデューサーとして、PSY、BIGBANG、2NE1、イ・ハイなど、従来のトップ歌手の管理と共に、YGの新しいガールズグループなど新人歌手のトレーニングとデビューへの作業がまずの本業である。これに、SBSで日曜日に放送されている人気オーディション番組「K-POPスター3」の審査員としても猛活躍中であり、延世(ヨンセ)大学セブランス病院などを通じた社会貢献活動も持続的に行っている。
「2014年にはもっと頑張らなければと思っています。毎日を月曜日だと思って仕事に励んでいます。お分かりですよね?(笑)最近は、朝出勤して夜遅くまで仕事をしています。若い時から午後遅くおきて、徹夜で仕事して、朝寝るというサイクルで動いてたので、この習慣を直すのが始めは本当に大変でしたね。しかし、これからYGをもう一段階成長させるためには、僕の生活パターンを変えなければと思い、決断しました」
ヤン代表の目標は、単純かつ明快である。YGの音楽を世界に伝えるということだ。但し、K-POPという垣根の中で成長するのではなく、音楽で勝負し、世界の人々の琴線に触れるという意志を明確にした。
「初めてYGを立ち上げた時から、私が最も重要視していたのは舞台です。歌手は舞台の上に立つときが最もカッコいいと思います。また、良い音楽、そしてパフォーマンスを観客に披露しなければなりません。BIGBANGのワールドツアーが成功を収めることが出来た理由もここにあります。まるでギフトセットのように、様々なグループと歌手が大挙出演する海外公演が、今のように過剰状態になると、K-POPや韓流は長く続かないと思います。YG所属歌手の舞台をちゃんと後押しすることの出来ない音楽番組への出演を拒んでいるのもこのような理由からです」
ヤン代表が、今回OSENとの新年インタビューで特に強調した部分は「音楽の良し悪しを判断するのは大衆」だということだ。これは、以前から常に強調してきた点である。2年前の年末、アイドルの全盛期は終盤を迎えていると述べた当時の彼は「大衆の嗜好が、アイドルよりミュージシャンを認めるという傾向を見せている」と見通した。ヤン代表の予見はPSYとイ・ジョク、バスカー・バスカー(BUSKER BUSKER)などが上げた2013年の成績が裏付けた。
「K-POPスター3」の審査員ヤン・ヒョンソクとしては、巧みな話術で視聴者を楽しませている。彼特有の、ゆっくりとした話し方で「私が良い話しをしそうですか?それとも悪い話をしそうですか?」という話しで評価を始める度に参加者は緊張し、視聴者はドキドキする。実際褒められた参加者は、空を飛ぶような気持ちだが、悪評を聞いた参加者は底無き堕落へと落ちる気持ちになる。
「K-POPスター3」で、親近感のある隣のおじさんのようなイメージを固めた彼だが、「WIN」では毒舌家だった。しかし、プロの世界に入るYG出身の歌手がヤン代表からしきりに毒舌を振るわれることは、鋼鉄のように硬い実力を備える秘訣であり、必ず通るべき過程である。
「PSYやBIGBANGなど、すでにスターになった歌手には、これ以上私が教えたり、指導することがありません。彼らは既にプロですから。私は隣でアドバイスをするだけです。塩のような役割を果たすだけですね。そして、そのようなYG型のスターを引き続き生み出すことが、私の使命だと思います」
2014. 1. 4.