[昨日のテレビ]「WIN」、「情」というものほど怖いものはない

2013-10-19 01:29 pm
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[OSEN=오민희 기자] 人間関係において情より怖いものがあるだろうか。ライバルとしてスタートしたが、いつの間に家族になっていた練習生たちの厚い友情は、視聴者の涙腺を刺激した。一方は勝ち、もう一方は負ける、勝負の世界は冷たいものだが、「僕たち皆をデビューさせてください」と切に願う11人の夢が叶えばいいのに、という思いもした。

10月18日の夜、韓国で放送されたMnet「WHO IS NEXT: WIN」(以下、「WIN」)では、練習生たちが最後のバトルのミッションを課され、心機一転頑張る姿が描かれた。すでに2回の勝利を収めたAチーム(ソン・ミンホ、キム・ジヌ、イ・スンフン、ナム・テヒョン、カン・スンユン)は最後のバトルでも勝利を逃さないとし、Bチーム(B.I、キム・ジンファン、ボビー、ソン・ユンヒョン、ク・ジュンフェ、キム・ドンヒョク)はAチームとの差が縮まっていることに希望を持ち、最後のバトルで逆転勝利を手にすると意欲を燃やした。

最後のバトルまで彼らに与えられた時間は25日。自分の運命を決める大事なバトルを控え、練習生たちは全ての情熱を注ぐと決意を固めた。徹夜の練習を続ける中、大盛況のうちに終えたハイタッチ会は、彼らがバトルに向けて練習に励む原動力となった。

ステージに立ちたいという切実な願いやファンの大切さを切々と告白したAチームとBチーム。まだ遠いと思っていた最後のバトルが近づいてくるにつれ、練習生たちの顔には緊張がありありと見えた。そして最後のインタビューでは最後のバトルを控えている彼らの本音が公開され、彼らの思いは見る人を切なくさせた。

インタビューでBチームのボビーは「地球上でYGの練習生は僕たちしかいないのに、お互いに曲がバレるのではないかとハラハラするのが悲しすぎる」と話し、キム・ジンファンは「皆で社長室に行って、土下座しながら『僕たち皆をデビューさせてください』とお願いすることも考えた」と話した。

Bチームの末っ子であるキム・ドンヒョクは「これまで会った人たちの中で、ここにいる11人が最高だ」と、別れを惜しんだ。また、Aチームのイ・スンフンは「このバトルが終わっても、11人みんながYGファミリーでありたいと思っている。他の所に行って音楽をすることは考えたこともない。だから負けるのが嫌だ」と、語った。

BチームのリーダーB.Iは「一緒に練習はしたけれど、一緒に何かをしたことはない。だから、以前は競争心がもっと強かった。だけど、この番組を通じて一緒に何かをしながら、本当のチームになったと思う」とし、「だから最後のバトルも、バトルではなく11人のコンサートになればと思っている」と述べた。

一方、Aチームのリーダーカン・スンユンは「勝っても嬉しいだけではない。中には学校も行かずにデビューのためにだけ専念しているメンバーもいる。徹夜で本当に頑張ってきた。僕たちがWINNERになれないのも嫌だけど、弟のようなBチームが苦労してきたこれまでの時間を踏み台にして上に上がるのも嫌だ」と涙を流した。

お互いを踏み台にして上に上がらなければならないライバルから、これからの人生を一緒に歩んでいくパートナーになった11人のYG練習生。彼らの熾烈なトレーニング過程を見ていれば、誰がWINNERになるとしても、それについて異見はないだろう。ただ、今後勝敗が明らかになるとしても、彼らの美しい友情が変わらず、色褪せないことを応援するだけだ。

「WIN」は、数年間YGのトレーニングシステムを経た11人の練習生がAチームとBチームに分かれ、競争を繰り広げるサバイバル番組であり、計3回のバトルの結果に視聴者の投票を合算して最終的にデビューするチームが決まる。

1回目の投票と2回目の投票はそれぞれ20%、そして最後の3回目の投票60%が合算され、最終的な優勝者を決める。2回目の投票である第8話の放送でAチームは接戦の末、Bチームを0.52%という僅差でBチームを上回り、勝利を収めた。1回目の投票でも2.74%の差でAチームが勝った。

2013. 10. 19.