BABYMONSTER「最短」にまた「最短」…YANG HYUN SUKの執念が実った 

2024-11-25 10:14 am

[일간스포츠=김지혜 기자] 「最短」で「最短」、また「最短」だ。

BABYMONSTERが引き続き、「最短」の記録を立てながら、存在感を示している。BABYMONSTERの制作からコンテンツ、振付、曲作業まですべてリードしているYGエンターテインメントの総括プロデューサー、YANG HYUN SUKの執念が実ったという評価が出ている。

BABYMONSTERは来年1月25日と26日の両日間、ソウルソンパ区にあるオリンピック公園のKSPOドームにて単独コンサートを開催する予定だ。今年4月の公式デビュー以降、1年も経っていないうちに、「Kポップの聖地」と呼ばれるKSPOドームに進出する。それは、ガールズグループ全体で「最短」の記録。彼らは、ソウルに続き、2月に米ニュージャージー、3月にロサンジェルスなど、グローバル全域へ、ツアーを拡大する。公演時間は平均2時間。デビュー1年目のBABYMONSTERが、リリースしたアルバムが他のアーティストより少ないだけに、番組では見せなかった1stフルアルバム『DRIP』の収録曲の舞台まで準備しているそうだ。

今月1日に公開された『DRIP』は、YGの歴史上デビュー以降最も「最短」期間で発表されたフルアルバムである。9つのトラックが収録され、G-DRAGON、MINOなどYGの先輩たちがアルバム作業に参加した。結果は成功だった。BABYMONSTERの個性がきちんと表現されたという好評とともに、米ビルボードのメインチャートに2週連続入っている。19日基準、1stフルアルバムのタイトル曲である『DRIP』は、ビルボードグローバルやビルボードグローバル200で、それぞれ21位と38位となった。
韓国の音源チャートでも頭角を表している。Bugsのリアルタイムチャートで15位、MelOn「Hot100」で20位、YouTubeの週刊人気曲(11月8~14日)では7位にランクインした。フルアルバムの発表を控えていた先月の5日には公式デビュー曲の『SHEESH』MVが3億回以上の再生回数を獲得し、Kポップガールズグループのデビュー曲MVとしては「最短」の記録を立てた。

レコード販売量も注目される。1stフルアルバムは計67万7961枚の販売高を出し、キャリアハイを達成、一週間で82万枚の注文量を記録し、直前に比べ2倍に近い販売上昇ぶりを見せた。

BABYMONSTERがデビューして1年で体格を大きくできた理由はその「実力」にある。キム・ホンシク文化評論家によると、「この数年間、ガールズグループ内のボーカルには期待できない状況で、ビジュアル、ダンス、ポイントダンスだけで勝負しようとした問題が続けられてきた。しかし、BABYMONSTERはボーカルが非常に優れており、完成度も高い。特に、ライブ舞台は完璧に近いほどだ」と絶賛した。

最近、多くのガールズグループが「イージーリスニング」曲を引き立てている反面、BABYMONSTERは『SHEESH』、『BATTER UP』など、YG先輩ガールズグループである2NE1、BLACKPINKのように、カリスマ溢れるヒップホップ曲を中心に、YGだけの色をはっきり見せてきた。YANG HYUN SUKプロデューサーの信念や感覚が受けたのだ。

音楽番組でピンマイクではなく、ハンドマイクにこだわるのもBABYMONSTERだけの魅力。以前、BABYMONSTERは1stフルアルバムの記者懇談会で「ファンにも好まれ、ハンドマイクで歌ったとき臨場感がある。私たちの中心はマイクから出る」と明かし、ハンドマイクがチームのアイデンティティだと強調した。

パワフルなラップ実力も優れている。特に、RUKA、ASAは日本人のメンバーだが、流暢な韓国語のラップ実力を備え、話題になったことがある。華やかな舞台パフォーマンスにより、音楽番組に出演したら必ず高い再生回数が出る。今月16日に出演したMBCの『ショー!音楽中心』映像は214万ビューを、17日に出演したSBS『人気歌謡』は110万ビューを記録した。

BABYMONSTERは後続曲『Love In My Heart』で年末まで活動を続けていく。過去神秘主義のイメージが強かったYGが、BABYMONSTERに対してはほかの戦略を図っている。バラエティ、ラジオ、YouTubeなど、様々なフラットフォームを行き来しながら、人気に火をつけている。それに、これからグローバルツアーまで加われば、BABYMONSTERの価値は急増すると見込まれる。

2024. 11. 25.